内装に遊び心を|アクセントウォール・アクセントクロス

アクセントクロスでつくるヴィンテージスタイルの書斎スペース

最近、内装の印象をぐっとおしゃれにするアクセントウォールアクセントクロスの採用が増えています。

お部屋のイメージやテーマに合わせて、木やタイルなどの素材や、色、柄のデザインクロスを選ぶことで、その空間の特別感やあなただけの個性を楽しませてくれる効果があります。北欧の色使いが素敵な住まいやおしゃれなカフェを想像してみてください。せっかく理想のマイホームを建てるのですから、内装にもご家族のこだわりを盛り込みたいですよね?

毎日住まう家だからこそ、居心地がよく、気分が高まる、他にはない自分達だけの空間づくりを楽しんでみませんか?

今回は、そんな魅力溢れるアクセントウォールの効果やメリット、注意点を施工実例と共にご紹介していきます。

 

 

 

アクセントウォールとは

グレーのクロスを使ったアクセントクロスのリビング

アクセントウォールは、ベースとなるクロス(壁紙)の中に、1面だけ違う色や柄・デザインのクロスやタイル、木などの内装材を取り入れることで、その部屋や空間の印象を大きく変えるものです。選ぶデザインによって、部屋や空間を明るく見せたり、広く見せたり、また、お好みの雰囲気に合わせておしゃれに演出できます

例えば、高価な装飾やカーテンを揃えなくてもクロスを変えるだけで、雰囲気のある味わいが楽しめます。また、こだわりの家具が映えるコーディネートをご希望の場合にもおすすめです。

アクセントクロスの効果はもちろん、壁紙のグレードが大きく変わらない限り、大きく予算を上げることなく採用できるのも嬉しいメリットです。クロスには、北欧の明るい部屋をイメージさせる色味やパターン柄、暖かで優しい木目調、輸入住宅のようなレンガ調、高級感のある石積み風のものなどが挙げられます。

しかし、大胆な色味や柄を選ぶのはなかなか勇気のいるものです。失敗をおそれて無難なクロスを選んだことで、かえって地味になってしまったなんてことも避けたいものです。

そうならないために、アクセントクロスの効果やメリットを最大限に活かすためのポイントを解説していきましょう。

 

 

 

 

アクセントクロスの効果やメリットは?

ブリックタイル調のアクセントクロスアクセントクロスのある部屋や空間を実際に体験したことはありませんか?

注意して見ていなければ、意外と気付かないことが多いかもしれませんが、例えば1面にアクセントクロスのある空間と4面とも白っぽいクロスのある空間とでは、明らかに印象が異なるはずですよね?

アクセントクロスのある空間が、おしゃれに感じるのは、1面のクロスが壁を彩る絵やディスプレイの役割を果たし、プレーンな空間にアクセントを持たせているからなのです。この、アクセントクロスに視線が集まることで、空間にメリハリが生まれてバランスのよい印象を与えてくれるのです。

ただし、このようにインテリアとしての要素が高いアクセントクロスだからこそ、色選び柄選び家具との調和が重要となります。

それでは、このメリハリと統一感のバランスづくりを成功させるためのポイントをご紹介していきましょう。

 

 

 

・色選びポイント

ブルーのアクセントクロスに建築家照明で雰囲気のある寝室

例えば、3面がホワイト系のクロスの場合、アクセントにブラック系寒色系クロスを選ぶことで、引き締まり効果と奥行きへの延びを感じさせてくれます。この場合、家具やカーテンにもアクセントクロスと同様の色味を揃えてしまいがちですが、「暗みのある落ち着いた空間~明るく開放感のある空間」の中で、お好みのイメージに合わせて、色味のバランス配分を考える必要があります。

上記写真のような、アクセントクロスに建築家照明を採用して、寝室のインテリア性をさらに高める工夫も。シンプルですが、質感のあるおしゃれな空間に仕上がりました。(建築家照明:光源を天井や壁などに組み込み、建築構造と一体化させた照明方式)

また、色味から受ける感覚を利用して、夏の西日が気になる部屋には、涼しさを感じさせてくれる寒色系のクロスを、日当たりが悪く冬の寒さが気になる部屋には、暖色系のクロスを取り入れることで、不思議と体感温度が調節できる効果が得られます。

 

 

 

・柄選びポイント

木目調クロスをキッチン天井にはったアクセントクロス例

空間コーディネートにおいても重要なアクセントクロスは、テーブルやソファなどの家具や照明などのインテリア機器とのアレンジを楽しんだり、調和をもたせたりするのにも役立ちます。

例え家具やインテリアのない状態であっても、北欧らしいパターン柄・オールドアメリカンスタイルのカジュアル柄・エレガントな花柄やオーナメント柄・ナチュラル感やアンティーク感のあるウッド柄やタイル柄など…、印象的な1面のアクセントクロスがあるだけでその部屋のテーマが伺えます。

柄選びの注意点としては、柄の大きさ・インパクトに気を付けることです。思わず目が行くような大きな柄やインパクトのある柄は、空間が狭く感じたり、インテリアのバランスを崩してしまう恐れもあります。

インテリアのコンセプトに合わせた、アクセントウォールの採用が何より大事です。

 

 

 

 

 

アクセントウォールの魅力|おしゃれな施工実例

エコカラットを壁一面に施工したアクセントウォール例

それでは、アクセントウォールの効果が分かりやすい施工実例をご紹介していきましょう。

 

 

 

・実例① 存在感あるヘリンボーン柄のキッチンカウンター

ヘリンボーン柄を使用したクセントクロス例

壁1面ではなく、キッチンを設置したカウンター下にヘリンボーン柄のアクセントクロスで、存在感のあるキッチン空間に仕上げています。後から設置した椅子とのコーディネートとの相性もばっちりです。

 

 

・実例② 柄で魅せる特別な空間

 

コーナーの一部のクロスを替えたアクセントクロス例

リビングにつくられたヌックを特別な空間に仕上げられるのもアクセントクロスの大きなメリットです。

ヌックとは、ちょっとした「暖かくて居心地のよい場所」という意味の空間で、お茶やおしゃべりなど、カフェで過ごすような時間を楽しめるくつろぎのスペースです。

壁を隔てない開放的な空間でありながら、イギリスの片田舎を思わせるアクセントクロスでクラシカルな特別空間をつくり上げました。

 

 

 

・実例③ 天然木のアクセントウォールを施したリビング

レッドシダーを一面に施したアクセントウォールのリビング

リビングの一面に内装用のレッドシダーをアクセントに採用したリビング。

節のあるパイン材や木目のおとなしいメープル材など、樹種によって様々な表情を持つ天然木。上記写真のリビングにはレッドシダーを採用。あえて板の厚みを変えることで、木の質感や木目の違いをより楽しめるアクセントウォールにしています。

 

 

 

・実例④ ブリックタイルの存在感が目を引く玄関ホール

ブルックリンスタイルのかっこいい玄関ホールのアクセントウォール例

本来、外壁として使用するブリックタイルを室内のアクセントに採用した事例。一枚一枚に表情があり不揃いに作られているブリックタイルは、アクセントウォールとしての存在感が抜群です。ベースのクロスも、明度を落としてインテリアのバランスを取り。味わいのあるブルックリンスタイルに仕上げています。

 

 

 

・実例⑤ 洗面室、パントリー室のアクセント

タイルとボーダー柄を上手に施したアクセントウォール、アクセントクロス

造作洗面化粧台のアクセントに、上下のカウンター間に白タイルを貼ることで、水撥ね対策をしながら、インテリアとしてのアクセントにも配慮しています。また、洗面室とキッチンの間にあるパントリ―室には、アクセントにストライプ柄を採用しています。

 

 

 

 

 

まとめ

センスやおしゃれの演出だけではなく、部屋や空間の視覚的広さや体感温度、家具やインテリアの映え具合にも影響を与えるアクセントウォール。天然木やタイルといった存在感のある素材はもちろん、色や柄の豊富なデザインのクロスも増えてきているので、お好みの雰囲気に合わせて取り入れることで、ぐっと理想の空間イメージに近づくことでしょう。

一見すると、コーディネートが難しいアクセントウォール、アクセントクロスは、施工事例や参考資料を見てお好みのデザインを真似てみるのがおすすめです。

フォーカルポイント(自然に視線が集まる場所)と家具やインテリアとのバランスに注意して、おしゃれで特別な快適空間づくりを楽しんでみてください。

 

 

 

茨城でアクセントウォールを楽しむ家を建てるなら不二建設にお任せください

県南で3,000棟の施工実績のある当社は、総勢12名の設計士が、あなたの要望を形にする「完全自由設計」の家づくりをしています。こだわりの家づくりを予算に応じて最適なコスト配分できる詳細見積を提示。高気密・高断熱・ソーラーパネルなどの省エネ設備でランニングコストも安くする「高性能住宅」で、世代を超えて快適な理想の暮らしを実現します。理想の住まいをイメージをしていただきやすいように、龍ケ崎、つくば、守谷にモデルハウス、ショールームをご用意しています。専任の設計士が、お話を伺いながら最適なプランご提案します。ぜひお気軽にお越しください。

 

Showroom龍ケ崎ショールーム「マイホーム発見館」

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監修者情報

吉田基生

吉田基生二級建築士 宅地建物取引士 測量士捕

卒業後に某ハウスメーカーに入社。住宅営業、住宅FC部門のOFCを経験する。1999年に地元の不二建設に入社。営業、設計担当としてお客様の家づくりに携わる一方、企画住宅の開発やホームページの管理運営、宣伝広告などの業務を行う企画開発部の部門をつとめる。