現場見学会を有効に|見学時のチェックポイントを解説

当社では、月に1回くらいのペースで実際に建てたお客様のお住まいを見学する現場見学会を実施しています。某大手ハウスメーカーでも、お客様の家の見学がすごく役に立った!という声をCMで紹介しているように、現場見学って家づくりではとても大事なイベント。一口にに現場見学といっても完成見学会なら材料の質感や空間のイメージづくりなどを実際に見て触れることができます。完成して入居済みの施主の家を見学するオーナー宅見学会は住み心地や建てた時の感想など聞くことが出来る良い機会。また構造見学会なら普段目にすることがない構造や断熱材などの施工精度をみることが出来ます。これらの見学会に共通することは写真や動画などの画面を通してみる情報ではなく、リアルな建物の姿を目にして確かめることができること。自分たちの建てる家のイメージづくりや図面や資料では把握できない実物を確認して後悔のない家づくりのステップにしてみてください。

 

 

 

1.入居前の完成現場の見学

過去に開催した見学会開催時に撮影したキッチン

過去に開催した見学会事例(イベントは終了しています)

当社でもよく開催してるお引渡しご入居前に開催している完成現場見学会。完成見学会はなんといっても実際に住む方が、自分たち暮らしや好みをカタチにした成果を見学できる点です。外観や内装、設備など暮らしのイメージが湧きやすい見学会なのでとても人気があります。

ここでは、見学する方が家づくりの状況によってみてほしいポイントを解説します。

①家づくりを考え始めた方は

過去に開催した見学会事例(イベントは終了しています)

家づくりを考えはじめた方やまだ漠然としている方こそ、実際に建てた実例を数多く見学することをおススメします。総合展示場で営業担当者に家の説明を受けたりWEBで情報を取得することと違い、実際に建てた方の家が自分たちのイメージや好みに合うか、合わない場合はほかの実例はあるかなど、出来るだけ数多くの建築現場見ることで、自分たちの漠然としたイメージから建てたい家の方向性分かってくるはずです。

②設計プラニング中の方は

プランニング中の方がチェックしてほしい点は、提案されているリビングや部屋の広さ、吹き抜けなどの縦の空間を使ったプランの場合はその空間の感覚を見ておきたいところです。また、盲点なのが収納スペース。部屋の収納はもちろんウォークインクロゼットやシューズクロークなどの提案収納から棚のレイアウトや幅や奥行きなどを確認しておくことで実際に生活する時に必要なスペースが確保します。見学に際しては提案図面とスケールを持っていくとより実感がわきやすいでしょう。

③プランが固まってきた方は

中庭のある家

プランが決まってきた段階では、窓のサイズ、ドアのサイズといった細かな部材のチェック、内装、外壁などの質感をチェックします。インテリアコーディネートの打ち合わせで見るサンプルはサイズが小さいため、どうしても実際に仕上がった状態をイメージすることが難しいもの。好みの近い見学会には積極的に参加されると良いと思います。この時に気に入った柄やカラーなどがあれば、建材メーカーや品番などを教えてもらうと後日打合せで確認しやすくておススメです。

2.入居後の完成現場の見学

すでに入居して暮らしているオーナーの家を見学するのもおススメです。営業担当者と関係が構築ができている場合、個別にオーナーの家を案内することもありますが、入居後の住まいは生活感もあるため中を案内したくないいう方も多いため見学会などの開催があればぜひ参加したいものです。

可能なら知人や友人が建てた家を見学させてもらったり、意中の会社で建築した方の場合は本音でよい点悪い点などを聞くことが出来ることができるので会社が主催している見学会よりもリアルな感想を聞くことが出来ます。

 

シンプルな和モダン平屋がおしゃれ4人家族で暮らすL字の平屋

 

3.建築中の現場見学(基礎工事)

鉄筋をくみ上げた段階の基礎。コンクリ―トが入ると見えなくなる大事な工程

コンクリート打設後の基礎。養生期間中が1週間~2週間なので比較的見学しやすいタイミングです。基礎工事中の見学会を見るポイントは鉄筋を配筋した時とコンクリートを流した後の基礎完成時です。鉄筋は太さや間隔により強度面が大きく変わります。コン鉄筋が地面に接しないようスペーサーなどを台座にしてコンクリートを流した時に鉄筋が十分な厚みで被覆されるかを確認することも重要です。

コンクリートは、厚みが設計図通りにしっかり確保されているかをスケールなどで確認してみましょう。コンクリートは水和熱を発生させながらじっくり固まりますので、十分な養生期間を設けているかも確認するとよいでしょう。

さくら事務所ホームインスペクション様より抜粋(基礎工事とは?)

 

 

 

 

4.建築中の現場見学(構造工事)

構造工事を経て防水工事中

構造工事とは土台敷きからはじまり、柱や梁、屋根などの構造上重要になる工事を指しています。柱や梁の材質や径といった箇所だけでなく、空間に対して適切な材料を使用しているかなど見てほしいところ。もっとも構造材の良し悪しを判断するのは専門家でも意見の分かれるため現場の清掃が行き届いているか、材料が散乱していないかなど大工さんの仕事ぶりを見ることでもある程度良し悪しを判断するこも出来ます。

 

 

①土台敷き

土台、大引きの引き込み工事。基礎と土台の間にある黒い部材は基礎パッキン

基礎の上に床下の通気性を確保する基礎パッキンを敷き込み、その上に土台大引きを配します。土台はシロアリが生息する地面付近に一番近い場所にある木材のため、防蟻対策やヒノキの採用などが重要になります。基礎内に木片などが散乱していると、シロアリの餌になる要因になるため、床下清掃も大事な工事です。

 

 

 

②躯体工事

構造工事中

軸組工法、枠組み壁工法(ツーバイフォー工法)により躯体工事の雰囲気は大きく違いますが、特長は精度よく施工しているかを把握するには、柱や梁といった大きな部材より釘の間隔が一定なのか、合板や端材などの細かな部材をしっかり組み上げているかなどを見ると工事の姿勢をみえてきます。

 

 

 

③防水工事

屋根ルーフィング工事中 改質アスファルトルーフィング

構造躯体がっ組上がると、屋根の防水下地(ルーフィング)工事や窓サッシの取り付けなど雨が室内に入ってこない様に防水工事を施します。屋根の防水下地は足場などを登らないとみることが出来ませんが、窓サッシの周りの防水テープの処理や透湿防水シート(外壁下地の社名が入っている防水紙)の重なりなど雨仕舞がしっかり処理されているかを確認します。

 

 

5.建築中の現場見学(断熱工事・気密工事)

吹抜断熱施工例。柱の手前に反射している部材は防湿シート(ベイパーバリアー)

気密測定器ドルフィンで気密測定

ここでは、断熱施工をしている状況を見たり気密測定会などを実施している場合に確認したい見学会になります。断熱材はなんといっても正しい施工を施しているか、断熱材の入れ方が悪いと計算上の性能が発揮しなかったり、壁内の温度差から生じる壁内結露の原因にもつながる重要な工事です。また、気密測定を実施している場合はぜひ参加することをおススメします。気密測定を公開していない場合は過去の実績や平均的な気密性能を聞いてみるのもよいでしょう。

5.まとめ 現場見学会・完成&建築中の現場見学を通して疑問を解消しよう

家、衣服や食事のように簡単に次を試すことが出来ない高価な買い物です。カタログやインターネットで様々な情報を集めたり好みを知ることは出来ますが、実際の建物を見たり触れたりしないで会社選びをすることは危険です。積極的に現場見学会に参加して、疑問などが生じない段階までしっかり確認したうえで家づくりを進めることをおススメします。

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