茨城で4LDKの平屋を建てる~注文住宅の間取りと価格
注文住宅で平屋を建てたい!と考えたとき、3~4人家族だとやっぱり3LDKがいいのか、4LDKのほうががいいのか、気になるところです。コンパクトな平屋は2~3LDKが多いのですが、アフターコロナの家づくりで、広々としたリビング、個室がある暮らし、自然に近い暮らしができる4LDKの平屋も注目されています。子育て世代はもちろん、共働き世帯、二世帯住宅を考えている方も要チェックです。そこで、今回は4LDKの平屋を注文住宅で建てる際の、ライフスタイル別の間取りのポイント、新築価格と注意すべき点を解説します。ぜひ家づくりの参考にしてくださいね。
平屋の4LDKが注目される理由
二階建ての日本の住宅で一般的な間取りが4LDKです。LDK、子供部屋、寝室、和室、プラス1部屋というのが基本の間取りです。
広々としたリビング、プラス1部屋のある部屋数、外とつながりやすい快適な居住性など、アフターコロナの家づくりにおいて、平屋もコンパクトさだけではない拡張性をもったスタイルも重視されるようになってきました。
4LDKの平屋の坪数と価格【2022年更新】
平屋は2~3LDKで25坪~30坪前後のサイズ感が一般的です。平屋を4LDKにする場合は、30~40坪の床面積は確保したいところです。平屋ならではの自然につながりやすいフラットな暮らしは変わりませんが、部屋数が増え、床面積が広がると、家事動線も長くなり、建築費用、固定資産税が割高になる場合もあります。
4LDKの平屋を建てる場合、リビング以外の部屋の広さを6畳ほどにすれば30~35坪程度になります。坪単価55~70万円で計算すると、30坪で4LDKの平屋の相場は、1,650万~2,100万円程度。35坪の場合は、1,925万~2,450万円。40坪の場合は、2,200万~2,800万円です。
建物の形状や使用する建材や設備などの異なるため一概に比較はできませんが、特殊な要望などを除けば地域の工務店で建てれば、このくらいの価格帯の中で落ち着くと思います。
4LDKの平屋の5つのタイプ
平屋の形は土地の形状、広さ、家族構成、ライフスタイルによっても様々なタイプがあります。
長方形のバリエーション
I字型
I字型は、シンプルな長方形のタイプです。構造的な安定感、一体感のある暮らし、自由度の高い設計が可能です。壁を少なくして、リビングを広く確保したい場合に向いています。正方形に近い形にすると、リビングを中心にバランスよく部屋を配置することができます。一方で、リビングの生活音や、中部屋には採光、通風の工夫が必要です。
L字型(くの字型)
長方形を曲げた形がL字型、くの字型です。I字型より、来客動線とプライベート空間の間取りを区分しやすいメリットがあります。変形地でも土地の形に合わせて建てやすく、庭の配置も中庭でありながら開放感があり、ほどよく閉じられた安心感も得られます。
コの字型のバリエーション
コの字型
コの字型は、コートハウス(中庭のある家)でもよく採用されます。プライバシーを確保しながら開放感も得られること、各部屋に光や風をバランスよく取り込みやすいのが特徴で、中庭のある家の代表的なスタイルの1つです。家の形が複雑になりますので、長方形の平屋より建築費はかかりやすくなります。光と風の取り入れ方を考慮した上で、中庭の水はけも考慮した設計が必要です。
ロの字型
中央部の中庭のまわりを居室がぐるりと囲む形です。主に都市部などで、プライベートな中庭を確保したい場合に有効です。中庭の排水設備と、家事動線をシンプルにする工夫が必要です。
Hの字型(連棟型)
2列に並ぶ建物を中央部で接続する形です。ゆったりとした敷地で居室の独立性を高めたい場合に有効です。連結する部分を廊下にするか、居室にするかで費用は大きく変わります。
多様なライフスタイルに対応!4LDKの平屋の間取り
では、4LDKの平屋はどのようなライフスタイルに対応した家づくりができるのか考えてみたいと思います。
子育てファミリーは子供部屋とゲストルームに
子育世帯の場合、お子さんが高学年になると、お子さんの人数分の個室も検討されることでしょう。実家のご両親や友人が泊まりに来た場合でも、ゲストルームがあれば、いつでも泊まりに来ていただきやすいので安心です。
共働き世帯はワークスペースや趣味の部屋に
リモートワーク、オンライン会議などが当たり前になった今、共働き世帯は、それぞれのワークスペースが必要です。自営業やフリーランスの方は、自宅の一室を、店舗兼オフィス、制作アトリエにするなど、様々な使い方ができます。趣味の部屋として1部屋確保できれば、自宅を職住融合の多目的スペースとして有効活用できます。
二世帯住宅、ケアスペースに
将来、親世帯との同居や、介護などのケアが必要になった場合にも、プラス1部屋あれば、柔軟に対応できます。間取りを二世帯住宅でも快適に暮らせるように工夫することで、いざというときのリフォーム費用の負担がかかりません。
賃貸として有効活用
1部屋を賃貸として貸し出せば、自宅に住みながら家賃収入が得られます。民泊、シェアハウスのように活用することもできますが、新築時からプライバシーを確保しやすい間取りにしておくことをおすすめします。
4LDKの平屋の間取りの検討ポイントと留意点
4LDKを選ぶ理由は?
マイホームを新築する際に4LDKの平屋を検討する方は、どのように暮らしたいのか、きっと理想のイメージがあるのではないでしょうか。たとえプラス1部屋が、あまり使わない収納部屋になっても、平屋なら移動もスムーズですので、掃除や荷物の搬入の負担にもなりません。ただ、固定資産税はかかりますので、その分は割り引いて考える必要があります。それぞれのライフスタイルの変化を見据えて、ちょうどいいサイズ感の広さと間取りを検討する必要があります。
可変性の高い間取りにする
家族構成は、わずか十数年で変化します。子供が大きくなったら3LDKの場合、部屋数が足りずに4LDKにしたいと思うかもしれません。さらには、子供が独立したあとは、夫婦で広々とした空間で暮らしたいと思うでしょう。その際に、耐力壁でなく、間仕切り壁を変更できるようにしておくと、リビングを拡張するなどのリフォームもしやすくなります。
収納はできるだけ確保したい
部屋数を増やした分の収納面積が減ってしまうと、居住者が増えた分の収納スペースに余裕がなくなる場合があります。平屋の場合、ロフトも収納スペースとして有効ですが、荷物の出し入れがしにくいこともあるので何を収納するかを明確にして、デッドスペースにならないようにしましょう。
水回りの位置決めが重要
30坪を超える平屋になると、動線をスムーズにするための様々な工夫が必要になります。水回りが1か所であれば動線がスムーズにしやすく建築コストもおさえられますが、二世帯住宅や賃貸にすることも想定するなら、特に水回りのプランニングが非常に重要になります。どのような暮らしをしたいのか、あるいは、どんな暮らしになっていきそうかを、当社の設計士に相談いただきながら、一緒にプランニングしていきましょう。
まとめ
4LDKの平屋は、プラス1部屋が確保しやすい、アフターコロナの家づくりでも人気の間取りです。子供部屋、仕事部屋、趣味の部屋、二世帯住宅、賃貸にするなどライフスタイルは様々です。部屋数、坪数が増えるので、建築費はかかりやすくなりますが、これからの時代の変化に対応しやすい拡張性の高い平屋といえます。施主様が実現したい暮らし方を伺いながら、今後のライフスタイルの変化も見据えて、当社の設計士が最適な間取りをご提案します。ぜひお気軽にご相談ください。
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