省エネと快適性を追求する|茨城で建てる平屋

最近人気の平屋は、もはや一時のブームというより、注文住宅における選択肢のひとつとして確立されている様に感じます。また、建物のハード面においては先にコラムで紹介した2024年度の各補助金制度や住宅ローン控除の利用を促進するため、省エネ化と耐震化が今まで以上に重視されるようになってきました。省エネルギーは、持続可能な環境への貢献だけでなく、住宅の運用コストを削減するという実用的なメリットもあります。一方、快適性は、居住者が日々の生活の中で体感する住宅の質を大きく左右します。

今回は2024年における平屋住宅の省エネと快適性に焦点を当てたコンテンツを紹介いたします。

 

最新の省エネ住宅を考える

現在公開中:つくば香取台街かどモデルハウス

2024年の平屋住宅における省エネ技術は、より効率的なエネルギー利用と住宅の持続可能性を目指しています。最新の建材、スマートホーム技術、そして設計の工夫が組み合わさり、エネルギー消費の削減と居住者の快適性の向上が図られています。

高断熱の住宅性能

新築やリフォームを行う際、住宅の性能を考える上でなにより大切なのが断熱性能です。2022年以前は断熱性能を等級4以上で比較することが出来ませんでしたが、国が掲げるすべての新築住宅をZEH化するという目標の中でZEHの断熱性能が求められる等級5を新設しました。さらに6、7を新設したことで省エネ住宅に対する認識がすすんできました。平屋の場合、階数における温度差がないことや窓サッシなどの開口部が2階建てより少なくなる傾向があることから断熱性能を引き上げることが比較的容易です。間仕切りの少ないオープンスタイルの家なら等級6相当の断熱性能を目安に計画したいところです。

設計の工夫

平屋に限ったことではありませんが、無駄に広い廊下やホールをつくらずに居室や水回り、収納といったスペースを効率的に配置してコンパクトなプランに仕上げることも省エネ性能を高める工夫につながります。さらに自然光を活用するための窓の配置、風通しを良くするための設計の工夫や太陽光発電を設置できる屋根面積を確保するなど、自然の恵みを活かした設計も重要です。

省エネ性能高い設備の導入

家庭内で使われる暖房と給湯に使われるは消費エネルギーは、令和3年度家庭部門の調査で約半分を占めています。暖房や給湯機器をはじめとした省エネ性能の高い設備にすることだけでエネルギー消費の削減につなげることが可能です。冷暖房設備・給湯設備・照明器具に省エネ家電を導入してエネルギー消費の削減に努めます。また、タイマースイッチやIOTを活用したリモート制御などの最適化による無駄を省きか効率的なエネルギー利用も可能になってきました。

令和3年度 家庭部門の CO2排出実態統計調査

 

 

平屋住宅のデザイン要素

>施工事例:自然素材と空間にこだわる平屋

平屋住宅の特徴である快適さ、機能性、美しさを最大限引き出すためのポイントをいくつかご紹介いたします。

【オープンフロアプラン】
平屋住宅ではあえて仕切り壁を設けずにオープンで広々とした空間を作り出すことができます。このオープンフロアプランは、空間をつなげることで家族のコミュニケーションを促進し、自然光の最大化にもつながります。冷暖房効率が悪くなる一方で玄関や水回りなどにも温熱効果が得られやすくなるため家じゅうの温度差が少なくなりヒートショックなどの健康対策にもつながります。

【庭や景色とのつながり】
平屋建ては、庭や外の景色との一体感を容易に実現できる構造をしています。大きな窓やスライディングドアを取り入れることで、屋内外の境界をあいまいにし、自然とのつながりを深めます。また、窓の配置や庭のデザインに工夫を凝らすことで、プライバシーを保ちつつ自然光を取り入れることが可能です。例えば、窓を高めに設置することで、光は入れつつ視線を遮ることができます。

【勾配天井、ダウンリビング】
平屋住宅は、縦の空間の変化がないため使いやすい一方で単調な空間になりがちです。勾配天井やロフトなどで縦の空間を広げたり、ダウンリビングで視線の変化をつくったりして空間の変化を愉しむ設計デザインも注文住宅ならではの提案です。

 

省エネと快適性を両立する住宅設備の紹介

>施工事例:大容量太陽光を設置した平屋の家 

省エネと快適性を両立するには住宅設備選びも重要です。快適で経済的な暮らしを実現する省エネ住宅設備に不可欠な技術や製品を紹介していきます。

【省エネラベリング制度】

2000年8月にて導入された制度で、家電や設備の省エネ性能をラベル示すものです。これは、省エネ法等に基づきメーカーが製品やカタログに表示している情報を元にしています。この省エネラベルでは、家電製品やガス石油機器などが国の定める目標値(トップランナー基準=省エネ基準)をどの程度達成しているかを表示しています。省エネ型製品情報サイトでは、ラベルが発行された製品を公開しているので省エネ性能の比較が容易にできますのでご参照ください。

省エネ型製品情報サイト 資源エネルギー庁

【高性能エアコン】

エアコンのカタログを見ると「APF」という指標が出てきます。APFとは通年エネルギー消費効率のことでざっくりいうとエアコンの性能を表しています。APFの数値が高いエアコンは性能が高いため同じ冷暖房の熱エネルギーを効率よく利用することができます。エアコンは、値段や機能だけでなくAPFの指標を比較するとよいでしょう。

【ヒートポンプ給湯器】
今ではオール電化住宅で定番のエコキュートは、それまであった電気温水器と違い空気中の熱をお湯の熱にするヒートポンプの技術を採用した給湯器です。ヒートポンプの技術は、ガス給湯器との組み合わせたハイブリット給湯器や床暖房に利用するお湯をつくるヒートポンプユニットなど省エネルギー性の高い給湯には不可欠な技術です。
エコキュートのメリット 一社ヒートポンプ蓄熱センターHPより抜粋

【節水設備】
いま、日本の年間降水量が減少していることをご存じでしょうか?梅雨時期に雨が降らずにダムの貯水量が不足するなど、水不足が深刻になる時期もたびたびあるため節水機能をもつ設備も省エネや経済メリットにつながる大事な要素です。節水型トイレや節水型レバー、自動水栓など要望の多い食器洗い乾燥機も手洗いと比較して節水につながります。同じ使い勝手ならより節水に優れた設備を選びたいですね。

水まわり住宅設備の節水化 と水使用量変化 – 愛知県HPより抜粋

【太陽光発電、蓄電池(V2H)】
こちらもZEHを推進する国や自治体が積極的に導入を促す省エネ設備。太陽光発電は導入後の電気代の軽減だけでなく光熱費の高騰に関係なく利用できる自然エネルギー利用の代表格です。さらに、夜間などにも電気を使える蓄電池は普段の生活だけでなく停電時に威力を発揮して生活の質を保ちます。電気自動車の普及を考えてV2H(電気自動車にためている電気を家庭用に利用できるようにするためのパワコン)の導入もケ検討したいところです。

健康で快適な住環境と住宅の省CO2化-PV協会HPより抜粋

不二建設の平屋住宅

不二建設ではお客様のご要望に合わせた平屋LIFEをご提案させていただきます。平屋の実例は下記リンクからご確認ください!

>平屋LIFE 平家住宅の特設サイト

茨城で注文住宅を建てるなら不二建設にお任せください

県南で3,000棟の施工実績のある当社は、総勢12名の設計士が、あなたの要望を形にする「完全自由設計」の家づくりをしています。こだわりの家づくりを予算に応じて最適なコスト配分できる詳細見積を提示。高気密・高断熱・ソーラーパネルなどの省エネ設備でランニングコストも安くする「高性能住宅」で、世代を超えて快適な理想の暮らしを実現します。理想の住まいをイメージをしていただきやすいように、龍ケ崎、つくば、守谷にモデルハウス、ショールームをご用意しています。専任の設計士が、お話を伺いながら最適なプランご提案します。ぜひお気軽にお越しください。

Showroom龍ケ崎ショールーム「マイホーム発見館」

名 称:龍ケ崎営業所
所在地:茨城県龍ケ崎若柴町2240-797
連絡先:0297-60-2311
定休日:水・木
お問合せ・ご予約はこちらから

Model Houseつくばモデルハウス

名 称:つくば営業所
所在地:茨城県つくば市研究学園6丁目51-1つくばハウジングパーク内
連絡先:029-861-1377
定休日:水・木
お問合せ・ご予約はこちらから

Model House守谷モデルハウス

名 称:守谷モデルハウス
所在地:茨城県守谷市本町241-1総合住宅展示場 守谷住宅公園内
連絡先:0297-47-0300
定休日:水・木
お問合せ・ご予約はこちらから

つくば梅園営業所

名 称:つくば梅園営業所|注文住宅の設計事務所
所在地:茨城県つくば市梅園2丁目1−17
連絡先:029-879-8333
定休日:水・木

モデルハウス、ショールームのご予約はこちらから。

監修者情報

吉田基生

吉田基生二級建築士 宅地建物取引士 測量士捕

卒業後に某ハウスメーカーに入社。住宅営業、住宅FC部門のOFCを経験する。1999年に地元の不二建設に入社。営業、設計担当としてお客様の家づくりに携わる一方、企画住宅の開発やホームページの管理運営、宣伝広告などの業務を行う企画開発部の部門をつとめる。