南玄関の理想的な間取り実例|30~40坪の平屋でつくるこだわり住宅
「1日を通して明るい玄関をつくりたい」「家の奥までよく日の入る平屋がほしい」という方々から注目される、南玄関の間取り。
南向きは、明るくあたたかいといった好印象が持たれますが、立地環境や間取りによっては不都合が出てくる場合も視野に入れておかなければいけません。
そこで今回は、南玄関の平屋の特徴やおしゃれな間取り実例をはじめ、メリットとデメリットをポイントごとに解説します。
30~40坪の平屋の間取り図で見る、南玄関からの動線・ライフスタイルの紹介も参考にしてみてくださいね。
- 南玄関の特徴やおしゃれな間取り実例を見ることができます。
- 南玄関の魅力ポイントと気になる注意ポイントを解説します。
- 30~40坪で叶える南玄関の間取り図を参考に理想の平屋暮らしをイメージしてみましょう。
【実例】南玄関のおしゃれな平屋間取り
まずは、南玄関のある平屋の特徴をおしゃれな実例とともにご紹介しましょう。
玄関直結リビングの開放的な間取り
「南玄関」の最大の特徴は、日当たりが良く屋内まで光が届きやすいポイントです。
そのため、実例のような「玄関すぐリビング」の間取りで、玄関だけでなく、明るくあたたかい「南リビング」のくつろぎ空間を設計するのもいいでしょう。
南玄関のビルトインガレージ
>施工事例:カリフォルニアをイメージしたお気に入りの愛車を大切に出来るガレージハウス
天気の良い日は、1日を通して明るくあたたかい南向きに玄関×ビルトインガレージをレイアウトする間取りもおすすめです。
車を格納するだけのガレージではなく、愛車のお手入れや掃除などの作業、趣味室としての空間なら、快適な環境が保たれる南向きに配置するのは好都合ですよね。
カバードポーチのあるこだわり玄関
太陽の光が常に当たることで玄関ドアが劣化しやすくなったり、夏場の直射日光により暑くなり過ぎるといった点が気になる場合は、南向きに庇やカバードポーチを設計して、日差しを程よく抑えるのもいいでしょう。
明るくあたたかい南側にテラスやバルコニーを検討している場合で、道路からの視線が気になるケースにおいても、カバードポーチ+ウッドフェンス・柵でゆるやかにプライバシー性を保つのにも役立ちます。
「南玄関」間取りの魅力ポイント
それでは、平屋の住まいで南玄関の間取りをつくるメリットを見ていきましょう。
日当たりのいい玄関ができる
南玄関の家には、長時間玄関側の間取りに自然光が入るのが大きなメリットです。
季節を問わず、太陽の光がよく当たりあたたかい環境が保たれる、他の方角にはない恩恵を受けることができます。
また、太陽が長い時間高い位置にあることから、南玄関は風水的にも「陽」の気が強く働くとされており、人気・成功運や社会的地位の確立、才能の開花など、縁起のいい間取りとしても人気です。
冬場の出入りにも有効
冬場に寒くて暗い玄関は、ただでさえ心も体もまだ活動的になっていない朝の出勤・通学を億劫にさせますよね。
冷え込む朝夕の出入りや玄関まわりの空間を快適に保つためにも、玄関の方角決めは間取りづくりにおいても大切なポイントです。
「東玄関」もいいですが、朝日が眩し過ぎる可能性を考えると、東南向き(巽向き)の玄関が理想的かもしれません。
玄関ガーデニングにもおすすめ
玄関前に、庭や植栽のあるアプローチをつくる場合にも南玄関は有効です。
午前や午後だけでなく1日中よく日が当たる場所では、植物がよく育ちますし、外構も含めた見栄えのいい住まいをつくることができます。
植栽のある庭や玄関アプローチは、玄関前に道路があって外からの視線が気になる場合の目隠しにも役立ちますし、南リビングをつくる場合の借景にもおしゃれです。
「南玄関」間取りの注意ポイント
続いて、南玄関のデメリットと対策方法を押さえておきましょう。
夏場の暑過ぎ・劣化の心配
「南玄関」の場合に心配されるのが、夏場の強い直射日光による「暑過ぎ」「玄関ドアの劣化」です。
玄関にシューズクロークを設置する場合は、熱気のこもりや日差しを受け続けることによる靴や衣類の日焼け・色褪せに注意が必要です。
熱をうまく逃がすための窓や直射日光を防ぐ庇の設置の他、カバードポーチのように玄関の奥行きを深くとるデザインもおすすめです。
また、紫外線に強く耐久性のあるドアや窓選びで、色褪せ・塗装の剥がれ・変形などを防ぎましょう。
プライバシー性の確保
南側に人や車の通行が盛んな道路がある場合、南玄関はもちろん外からの視線が気になる「玄関すぐリビング」や「南リビング」をつくるのも難しいケースがあります。
一階フロアしかない平屋を建てる場合は特に、プライバシー性を保つために、敷地前面に余裕を持たせ庭やアプローチの植栽や目隠しとなるフェンス・柵をつくって、視線をゆるやかに遮る工夫をしましょう。
また、玄関入って左右に分かれる2WAY動線など、玄関のドアを開けても屋内が見え過ぎない間取りづくりもスマートです。
駐車スペースを検討する
前と同様に、南側に道路がある敷地の場合、玄関前あるいはビルトインガレージなら玄関横の間取りに駐車スペースを確保する必要があります。
敷地に余裕がない場合、最も日当たりのよい空間や間取りが駐車スペースに取られてしまうので、同じ南向きでも玄関を中央に配置するのか、左右どちらか寄りにするのかなど、間取りへの影響も踏まえて慎重に検討してみましょう。
30~40坪「南玄関」の平屋【間取り図】
約30~40坪の平屋で「南玄関」の間取りをつくった住まいの間取り図を見てみましょう。
他の間取りのレイアウトや動線のポイントもチェックしてみてください。
南リビングの横長間取り
日当たりのいい南側にガレージ・玄関・リビング・主寝室をレイアウトした横長平屋の間取りです。
玄関奥にシューズインクローゼットを配置したので、靴や衣類、荷物が日焼けする心配がありません。
ビルトインガレージからも出入りできる便利な間取りで、玄関フロアが広いので隣接するリビングが丸見えにならない工夫が施されています。
ゾーニングを叶えた正方形間取り
「南玄関」&「南リビング」の明るい間取りを活用して、南側にアウトドアにも活用できる土間空間をつくった実例です。
夏場の直射日光を抑えるカバードポーチ設計にして、目隠し効果のあるウッドフェンスでおしゃれに仕上げるのもおすすめです。
玄関のある西側にリビングや水回りを使い勝手良く集約させて、東側に寝室を配置する、ナチュラルなパブリックとプライベートのゾーニングを成功させました。
コの字型「中庭」のある間取り
広いポーチと奥行きのある玄関がおしゃれなデザインの住まい。
玄関入ってすぐに手洗い場があるので家族の衛生習慣にも役立ちそうです。
リビングを広く見せる効果のある中庭は、コの字型設計でプライバシー性と洋室からも出入りできる機能性を備えたスタイルに仕上げました。
理想の「南玄関」間取りをつくるコツ
>施工事例:開放的なリビングにオシャレな空間、妥協せずに夢を叶えた平屋の家
「南玄関」には多くのメリットがある一方で、デメリットや立地環境によっては不都合が生じる場合があるのも事実です。
同じ南玄関の間取りでも坪数や建物の形状、レイアウトによっても住まい全体の間取りや動線は大きく違ってきます。
立地環境はもちろん、理想のライフスタイルにもよく配慮したベストな配置を検討してみてください。
また、快適な住まいづくりのプロである設計士に相談しながら家づくりを進めていくのも大切なポイントです。
まとめ│「南玄関」でおしゃれな平屋暮らし
南玄関の間取りの特徴やおしゃれな実例をはじめ、押さえておきたいメリット・デメリットとその対策アイデアについてご紹介してきました。
理想の間取りは、ライフスタイルだけでなく立地環境や方角によっても異なってきます。
そのため、土地探しの段階から住まいの印象や暮らし方を考えておく方が、先々有利に働くのではないでしょうか。
ぜひ、建築会社や設計士の手も借りながら、快適な間取りづくりを実現させてください。
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