コの字間取りで中庭の魅力を活かす|住まいの質を高めるオリジナル設計
建物の形状を「コの字型」にして、一般的な正方形や長方形の間取りでは味わえない使い勝手や景色を楽しむオリジナリティ溢れる注文住宅。
凹凸のあるおしゃれな外観と利用価値の高い中庭設計が叶う間取りとして、注目されています。
今回は、そんなコの字型間取りのメリット・デメリットをはじめ、おすすめのデザイン実例や設計のポイントをご紹介していきます。
プライバシー性のある間取りづくりや憧れの中庭を手に入れたい、というご家族にぜひご提案したいプランですので、理想の家づくりの参考になれば幸いです。
- おしゃれなコの字間取りの実例を見ることができます。
- コの字間取りを採用するメリット・デメリット、対策を知ることができます。
- 活用度の高い中庭や効果的なコの字間取りのポイントを解説します。
【実例】おしゃれなコの字間取り
「コの字型」間取りは、平屋や2階建てでつくる「中庭」のある住宅で採用されるプランです。
中庭を壁4面で囲む「ロの字型」間取りのプライバシー性と壁1面を開け放つ開放感のバランスがちょうどいい設計として、幅広く注目されています。
それでは早速、コの字型間取りのあるおしゃれな住まいの実例を見ていきましょう。
約30~40坪にちょうどいい間取り
コの字型間取りは、住宅となる建物の一部を凹ませた形の住まいです。
そのため、敷地や坪数、部屋数に余裕のある約30~40坪以上の住まいで採用されることが多いです。
こちらの実例は、コンパクトな坪庭風スペースを住まいの中央に配置して、シンボルツリーが映えるおしゃれな邸宅に仕上げた外観デザインの例。
吹き抜けになった1・2階の廊下の窓から、中庭を通して贅沢な外の景色が楽しめる住まいに仕上がりました。
2階建てでリゾートライクな間取り
ウッドデッキのある中庭がおしゃれな上下分離型2世帯住宅の2階建て実例です。
間口の狭い土地で、日当たりや風通しのいい住まいをつくる際に役立つコの字型間取りの採用で、プライベートに使える便利なウッドテラスも確保しました。
勾配天井やロフトのある2階から、中庭にいるご家族と目を合わすことができる開放的な住まいです。
平屋の採光・通風効果がアップ
平屋の場合、どうしても立地環境によって日当たりや風通しの悪い空間や部屋ができてしまうことがあります。
正方形や長方形の間取りでは確保しづらい、間取りの奥まで届くあたたかい自然光や心地よく吹き抜ける季節の風が満喫できるのも、コの字型間取りの特徴です。
敷地のゆとりや将来のライフスタイルを視野に入れた、シンプルモダンな片流れ屋根の外観と中庭のあるナチュラルで明るいLDKが、スタイリッシュで心地いい住まいに仕上がりました。
コの字間取りのメリット
次に、コの字型間取りのメリットをまとめてみましょう。
間取り全体に自然光が行き渡る
実例でご覧いただいたように、コの字型の間取りをつくることで、建物を凹ませた空間から自然光を屋内に取り入れやすくなります。
間取りの奥まで伸びる陽の光は、明るくて広い印象的な住まいを演出してくれます。
見通し・風通しのいい間取り
コの字形状の建物を建てることで、コンパクトな土地であっても憧れの中庭が手に入るのもメリットです。
例え小さいスペースであっても中庭があれば、風通しが良く、外の景色も楽しめる住まいをつくることができます。
プライバシー性に優れる
コの字型間取りは、中庭が3面の壁や塀で囲まれた間取りなので、外からの視線を遮る効率的なスタイルです。
屋内からの開放的な視界と通りからのプライバシー性に優れたバランスのいい住宅デザインと言えるでしょう。
二世帯住宅にもおすすめ
コの字型間取りは、二世帯住宅で平屋や2階建てをご検討中の方にもおすすめです。
実例でも紹介した上下分離型の二世帯住宅で、中庭を通じた吹き抜けのようなおしゃれな間取りをつくるのもいいですし、完全分離型の平屋間取りで二世帯の間につながりのいい中庭をつくるのも便利です。
コの字間取りのデメリットと対策
続いて、コの字型間取りのデメリットと対策方法も押さえておきましょう。
設計・断熱に費用がかかる
注文住宅の建築費用は、「外壁が増える」「建物の形状が複雑になる」場合にコストが高くなります。
また、間取りによっては設計費用や窓の断熱性能を高めるための追加費用がかかる場合があります。
予算オーバーや思わぬ出費が出るのを防ぐために、間取りや設備、性能を見直すなど、建築会社とよく相談した上で見積もりを出してもらいましょう。
中庭の管理が必要
凹凸のある間取りの場合、中庭に落ち葉やゴミが溜まりやすくなる場合があります。
植栽のある中庭の手入れや掃除、定期的なメンテナンスも視野に入れた管理のしやすいデザインを検討してみましょう。
動線設計が重要
コの字間取りをつくることで、かえって居住スペースの動線が不便になってしまうケースも考えられます。
中庭を横断できる動線も便利ですが、天気・季節によっては中庭を使えない状況も検討した上で、回り込みの必要がない動線を確保しておきましょう。
コの字間取りを効果的に取り入れるコツ
最後に、コの字間取りをより効果的に実現させるコツとおすすめの活用法をご紹介します。
セカンドリビングとしての活用
庭を3方向から囲むプライバシー性を活かした、いつでも行き来可能なセカンドリビングとして活用の幅を広げてみましょう。
ご家族での団らんやBBQ、友人を集めたホームパーティーを楽しむなら、アウトドアに使えるテーブルやソファ、イスを導入するのもいいでしょう。
内と外をフラットにつなぐため、ウッドデッキやタイルデッキで床の高さを揃えておくことをおすすめします。
実用性のあるサンルーム
お子様が走り回ったり、アウトドア家具を置いたりするには、コンパクトな中庭空間を設ける場合、結果として使い勝手の悪い無駄なスペースになってしまうのを避ける必要があります。
坪庭のようなデザイン仕様も素敵ですが、より空間の活用度を上げるために使い勝手自由なサンルームとして、洗濯家事や家庭菜園に役立てるのもいいでしょう。
その場合、シンプルな造りでメンテナンスに有利なスタイルにしておくことがポイントです。
プライベートビューを楽しむデザイン
郊外の立地や高台の土地の場合、贅沢な借景と高級感のあるデザインが楽しめるガラス張りのコの字型間取りもおすすめです。
プライベートビューが手に入る満足感とリゾートライクな開放感が、毎日の暮らしの質を高めてくれることでしょう。
まとめ│中庭のある満足な間取りづくり
>施工事例:設計士が日の入りを計算。こだわりの明るくて居心地のいい家
平屋や2階建ての注文住宅で注目を集める優雅な「コの字型」間取りの特徴とデザインや使い勝手が見えるおしゃれな実例をご紹介してきました。
立地条件や近隣の建物の高さによる日当たりや風通しのデメリットを解消できる中庭デザインと、内と外をつなぐ開放的な視界と借景が楽しめる内装デザインのメリットを活かした、満足度の高い住まいづくりを目指してくださいね。
ぜひ、たくさんの実例や間取り図を参考にご家族のライフスタイルに合ったプランを探し出してみましょう。
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