キッチンとダイニングの間取りがよくなる横並びレイアウト|コンパクトな家事動線と一体型デザインが魅力【実例】
使い勝手のいい機能はもちろん、思わず自慢したくなるようなデザイン仕上げのこだわりキッチン。
近年の新築づくりにおいて注目を集めているのは、まとまりあるデザインと機能が融合したキッチンとダイニングの一体型間取りです。無駄のないスタイルと家事楽な構造をおしゃれに集約させたスマートなアイデアです。
そこで今回は、LDKの間取りにも効果的な「キッチン一体型ダイニング」で人気の横並びダイニングやダイニングカウンター付きキッチンのレイアウトやメリット・デメリットとその対策をご紹介します。
真似したくなるおしゃれな実例や快適なLDK間取りのバランスのとり方についても解説していますので、ぜひ満足な家づくりの参考にしてみてくださいね。
- 新築するならキッチン×ダイニングの間取りを見直してみましょう
- キッチン×ダイニングのおしゃれなレイアウト実例を見てみましょう
- 一体型キッチン×ダイニングのメリットをご紹介します
- 一体型キッチン×ダイニングのデメリットと対策を押さえておきましょう
- 機能的な動線とバランスのいいデザインに注意してレイアウトしましょう
WORKS
1.キッチン×ダイニングの一体型間取りのレイアウト【実例】
まずは、実例をご覧になってキッチン一体型ダイニングのデザインやイメージを掴んでいただきましょう。
近年では、取って付けたような配置ではなくキッチンとダイニングのスタイリッシュなまとまり、さらには、リビングの広さや在り方まで考えた、おしゃれで効率的な間取り設計が人気です。
横並びダイニングやダイニングカウンター式キッチンのレイアウトに不安がある方にもご納得いただける、実例をご用意していますので、ぜひ使い勝手をイメージしながらご覧になってみてください。
①キッチン横並びダイニングで動線の無駄をカット
最初は、キッチンのガス台からダイニングテーブルまで一直線に短く並んだレイアウトの実例です。
対面キッチンとダイニングテーブルが垂直や水平方向に離れたお馴染みのレイアウトで、広いダイニング空間を確保してゆっくりと食事や食後のくつろぎを楽しみたいというご家族のスタイルもあります。
しかし、例えば「まだ目が離せない小さなお子様がいるご家庭」や「家事動線を短くしてできるだけ時間に余裕を持ちたい方」なら、今回ご紹介するキッチン・ダイニング一体型レイアウトが、生活時間や育児・家事をする心にゆとりをつくってくれる。これもまた、ご家族にとって理想的なスタイル設計ではないでしょうか。
②キッチンとダイニングテーブルの統一感がおしゃれ
キッチン横並びダイニングといえば、機能性や実用性が重視されたレイアウトのように見える場合があります。もちろん、それがご家族にとって大切なのですが、もし仮にデザイン性に劣るスタイルであれば、毎日使う空間であるが故の飽きや来客時の印象が心配になってしまいます。
そこで、キッチン・ダイニングの一体型レイアウトを採用するなら、統一感のあるデザインやキッチン台とダイニングテーブルのサイズに配慮したコーディネートがおすすめです。
調和のとれたおしゃれなキッチン・ダイニングなら、リビングからの眺めも良くスタイリッシュです。
③キッチンカウンター兼ダイニングテーブルで空間の無駄をカット
横並びダイニングのレイアウトが取りづらい間取りの場合は、対面式のキッチンを活かして、対面カウンター兼ダイニングテーブルをつくるアイデアもおすすめです。
シンプルにオーソドックスなダイニング空間を取り払ったデザインで、実例のように限られた空間を上手く設計した間取りで、圧迫感のないスッキリとしたLDKに仕上がりました。
④キッチンカウンターと一体型のダイニングがスタイリッシュ
おしゃれなカフェやバーのようなスタイルで、ご家族との距離が近づき、コミュニケーションも増えそうな間取り設計の実例です。
広いキッチンをつくるなら、キッチンの長さを利用したカウンターの設置で、十分な広さのカウンター兼ダイニングテーブルをつくるのも良いでしょう。
対面式のカウンターテーブルがあれば、調理から配膳、片付けまでの流れで、キッチンからダイニングへの行き来や回り込みの必要がないので、短くて便利な家事動線をデザインしやすくなります。
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2.キッチンとダイニングのおすすめレイアウト例
実例でもご紹介したキッチン・ダイニング一体型レイアウトにおすすめの並列・対面2スタイルの特徴についてお話します。
①キッチン横並びダイニング「並列スタイル」の特徴
キッチンとダイニング間の家事動線を横並びに集約したスタイルのレイアウトですが、動線が短くなると同時に、間取りの広さやキッチン・ダイニングの長さによっては移動幅が狭くなってしまうことが心配されます。
せっかく空間の有効活用をしたのに、かえってストレスのかかる空間になってしまっては困るので、コンパクトでまとまりのいいデザインと動線に意識した設計が必要なレイアウトです。
②キッチンカウンター兼ダイニング「対面スタイル」の特徴
キッチンとダイニングが向かい合ったスタイルの間取りで、キッチンカウンター兼ダイニングテーブルにすることで、キッチンとダイニングを行き来する重複動線を省略できるのが特徴です。
そのため、食事の配膳や片付けにかかる移動の手間も省け、料理をするご家族と配膳や片付けをするご家族が反対側から向かい合って作業を分担できるスタイルなので、コミュニケーションが取りやすいのもメリットです。
一方で、食事中にキッチンが丸見えになることやカウンター式ならではの横並び設計なので、食事中に盛り皿や調味料を共有しづらいのがデメリットです。また、食事中はご家族の顔が目の前で見られないことや来客人数が多い時の対応に困るケースも考えられます。
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3.キッチン×ダイニング間取りレイアウトのメリット
次に、キッチン一体型ダイニングのメリットをまとめてみましょう。
①家事動線の効率化・時短につながる間取り
食事の準備から後片付けまで、毎日往復の多いキッチン・ダイニング。
1日3回のテーブルセッティングから食後の片付けまで、また食事中のお替りや調味料を取りに行くための移動など、キッチンとダイニング間の往復はなかなか多くて大変なものです。
そのため、キッチン一体型ダイニングの「横並びレイアウト」や「対面レイアウト」を選ぶことで、これらの作業にかかる移動や時間を大幅に短縮することができるのです。
②コンパクトにまとまったデザインがおしゃれ
キッチン・ダイニング間にある動線をなくして、一体化させることでシンプルでまとまりのいい「キッチン×ダイニング」デザインに仕上げることができます。
動線の無駄をなくせば、リビングから見た時もキッチン×ダイニングの存在がおしゃれに際立ち、デザイン性の高さにこだわった素材や色、照明とのコーディネートも映えやすくなるメリットが魅力です。
③広いリビング空間確保につながるレイアウト
キッチンとダイニングの空間をコンパクトに集約することで、ダイニング周りとダイニング・キッチン間で重複する動線も1つにまとめることが可能です。
また、無駄な動線空間をリビングの広さに当てることができるのも大きなメリットです。
家事や生活の移動に、より効率的な動線だけを残し、余った広さをリビングへ贅沢に配分する。新しいご家族のライフスタイルや昨今の家事楽・家事シェアを反映させたスマート設計ではないでしょうか。
【関連コラム】:壁付けキッチンで自由なレイアウトが叶う【実例】|10~12畳のLDを叶える便利でおしゃれなキッチン空間の作り方
4.キッチン×ダイニングのデメリットと対策
最後に、キッチン一体型ダイニングのデメリットとその対策についても確認しておきましょう。
①キッチン×ダイニング空間の「狭さ」問題
キッチンの長さやダイニングテーブルの大きさによっては、家具の配置や移動幅に制限によって、かえって不便な間取りになってしまうケースがあります。
解決策⇒横長LDKの間取りがおすすめ
設計時に、ご家族の希望や生活スタイルに合わせたキッチン・ダイニングの広さやテーブルのサイズを十分に確認しておくことはもちろん、快適な動線や通路幅を確保するためのレイアウトを事前によく検討することが大切です。レイアウトしやすい間取りとして「横並びダイニング」には横長LDKが、「対面レイアウト」には縦長LDKがおすすめです。
②キッチン×ダイニングの「バランス」が難しい
キッチンとダイニングのテイスト選びやコーディネートバランスが難しく、導入を躊躇してしまうケースもあるかもしれません。
解決策⇒サイズのバランスやデザインの相性を見る
キッチンとダイニングのテイストがあべこべで、素材や色、高さ、幅がアンバランスになってしまわないように、キッチン×ダイニングを1つのまとまりとしてコーディネートすると良いでしょう。
キッチンカウンターやダイニングテーブルの相性だけではなく、背面収納やキッチン飾り棚、イスといったアイテムの素材や色のトーンを合わせることで、統一感のあるおしゃれなデザインに仕上げることができます。
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5.まとめ~新築するならおしゃれで使い勝手のいい一体型キッチン×ダイニングがおすすめ
コンパクトなデザインでまとまりのいい家事動線を叶えるキッチン一体型ダイニングのレイアウト。
新築キッチンを考える時に、キッチン×ダイニングの配分や構造に頭を悩ます方は多いのではないでしょうか?イメージだけでは掴みづらい便利な動線の確保や見た目のデザインだからこそ、新築時にしっかりと検討しておくことが大切です。
実例だけでは分かりづらい場合やご家族に合うデザインを見つけたい場合には、ぜひモデルハウスにも足を運んでみてください。
ゆとりある新しい暮らしのために、家事機能やコーディネートを見直して、ご家族との時間や心に余裕が生まれる間取りづくりを目指しましょう。
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