おしゃれな新築天井をつくるなら梁見せデザインがおすすめ|【実例】クロスや照明で変わる梁天井の演出アイデア
梁見せ天井は、天井を高くとれるだけではなく、住まいの構造体を楽しむダイナミックなデザイン性や天井照明で屋根の形が浮き出る意匠性が魅力です。
和・洋、レトロ・モダン問わず、どんなテイストの新築づくりにおいても人気で、むき出しになった梁の見せ方もさまざまです。
今回は、そんなおしゃれで開放的な空間演出にも役立つ梁見せデザインの魅力と注意ポイント、内装実例、天井照明やクロス選びのコツをご紹介します。
ぜひ、こだわりの新築インテリアづくりの参考にしてみてください。
- 見せる天井梁でおしゃれに仕上がる新築内装とは?
- 天井梁とは?2種類の天井梁について知ろう
- 梁天井のある内装デザイン実例を見てみよう
- 梁天井をおしゃれに演出するクロスや照明について知ろう
- 見せる梁天井をつくる際の注意ポイントは?
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1.見せる天井梁で心地よくおしゃれな新築デザイン
梁見せ天井は、おしゃれな住まいの実例やカタログで気になった方も多いのではないでしょうか。
まずは、そんな天井梁についてお話しましょう。
①天井梁とは?
梁とは、建物を支える骨組み部材で、屋根や床など建物の上からかかる荷重を柱に伝える役目を担っています。
簡単に言うと、柱が家を垂直方向に支える構造体で、「梁」が家を水平方向に支える構造体です。
つまり、梁は家の骨組みなので天井の中に隠している住まいも多く、掃除やコストの心配から梁を出さない設計を選ぶご家庭もあります。
②2種類の見せる梁デザイン
見せる梁には、構造そのものをあえてむき出しにしている梁と装飾として設置した化粧梁の2種類があります。
これらは、空間の設計やデザインの目的で使い分けられます。骨組みをそのまま見せるデザインと化粧梁とでは、飾りとして追加する化粧梁の方が、コストがかかるのは言うまでもありませんが、色や形、スタイルを自由に仕上げやすいというポイントに期待ができます。
2.梁見せ天井のある内装デザイン【実例紹介】
実際に、梁見せ天井のあるおしゃれな内装実例を見ていきましょう。
①木の間隔が安定感を生むLDKの梁天井
無垢材をふんだんに使った、畳との相性もバツグンな梁天井の実例です。
自然素材の味わいと香りに癒される優しくも意匠性に富んだデザインの住まいに仕上がりました。
規則性のある梁間隔と琉球畳のパターンが高級感のあるおしゃれな空間を演出しています。
②フローリングとの調和が美しい木目を楽しむ梁天井
レトロな風合いのフローリングとマッチするアクセントの利いた見せ梁です。
ダイニングをおしゃれに照らすペンダントライトとの組み合わせで、センスのいい空間に仕上がりました。
見せ梁は、照明を取り付けたり、吊り下げたりするのにも役立ちます。
③自然素材の風合いをそのまま活かした重厚な梁天井
勾配天井の形もインテリアの1つになった重厚感のある内装デザインです。
ワンフロアの開放感と空間全体の一体感が心地いいダイナミックなスタイルで、室内を広く明るく見せる効果もあります。
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3.梁天井にこだわるならクロスや照明で演出を楽しんで
せっかく、おしゃれな梁見せ天井を採用するなら、天井や梁を楽しむインテリアデザインや空間演出にもこだわってみましょう。
①梁とクロスの調和をコーディネート
空間のアクセントとして、デザイン梁を採用する場合には壁や天井のクロス選びにもこだわりましょう。
無垢材の梁や木目調の化粧梁には、ホワイト系のクロスでナチュラルに引き締めるのがおすすめです。白っぽいグレーのクロスで高級感のある空間演出や梁と同系色の板貼り天井のコーディネートで雰囲気のある空間づくりも魅力的です。
装飾としての化粧梁には、白や黒のモダンカラーが人気です。同系色のクロスや木目調板貼り、白×黒、黒×白の組み合わせがおすすめです。
②梁を使った照明取り付けや梁を楽しむ照明配置
梁を見せることで、照明を使った多様な天井演出を楽しむこともできます。
梁に照明器具を吊り下げて高い天井を活かした空間インテリアをデザインしたり、梁にスポットライトを取り付けて天井や梁の陰影効果を楽しんだり、おしゃれな演出にもってこいです。
③無垢の梁で経年変化を楽しむ
無垢材の梁をむき出しにする、あるいは化粧梁として設置する場合、自然の経年変化が味わえるのも魅力です。
天然の木目の風合いやツヤなど、年月を重ねて変化する素材の雰囲気に自然と愛着が深まることでしょう。
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4.見せる梁天井をつくる注意ポイントは?
梁見せ天井の注意ポイントも確認しておきましょう。
①無垢材なら経年変化による変色や割れが気になる場合がある
先ほど、無垢材の経年変化による魅力を紹介しましたが、同時に老朽化による割れや日焼けによる変色が出てくる可能性があるのも事実です。
自然素材の性質として知っておく必要があるポイントの1つです。また、構造材を露出させることにより、火災保険の省令準耐火が取れない場合がありますのでこの点も気にするポイントです。
②照明や設備の取り付けに支障が出る場合がある
梁見せ天井では、通常天井の中に隠されている電気の配線や換気扇のダクトパイプなどの配置に支障が出るケースがあります。
これらを綺麗に隠す設計や見えない位置に取りつけるといった工夫が必要です。
③梁や梁照明に付くホコリの掃除が難しい
高い位置にある梁や梁に取り付けた照明器具の掃除が、なかなか難しいため、梁の上にホコリが溜まりがちになってしまう心配があります。
脚立や高所掃除用グッズがあれば助かるかもしれません。
④天井高による冷暖房効率や音響効果
梁をむき出しにすることで天井がいくらか高くなります。
空間の容積が増えれば、冷暖房の効き具合にも当然影響が出てきます。
建物自体の断熱性能や窓の性能、設備効率についても確認しておく必要があります。
また、天井が高いということは屋根により近いということなので、雨風が強い日には音が響きやすくなる可能性もあります。
事前に防音性能を確認しておくと安心かもしれません。
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5.まとめ~ダイナミックでおしゃれな梁天井のある新築内装仕上げ
ひと言に梁見せ天井と言ってもさまざまデザインや組み合わせがあります。
ダイナミックな無垢材の梁からモダンで上品な化粧梁まで、素材や色、太さや幅が違えば、空間における印象も大きく変わってきます。
どんなテイストでどんな空間演出を楽しみたいか。また、クロスや照明選びにこだわって、どんなインテリアに仕上げたいかなど、今回の記事や実例が参考になれば幸いです。
ぜひ、理想の内装デザインを見つけて、新築づくりに活かしてみてくださいね。
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