「北玄関」間取りのメリットとデメリットを解説|おすすめ実例と成功のコツ
北道路の北玄関と聞くと、暗く寒いイメージがあって土地探しの候補から外してしまうという方も多いのではないでしょうか。
実は、北玄関の間取りは「南リビングがつくりやすい」「シンプルモダンな外観ができる」など、暮らしやデザインにいい魅力も多く備えているのです。
今回はそんな、北玄関のメリットとデメリット、その対策方法をはじめ、間取り図から見るおすすめの空間レイアウトなどをご紹介します。
一般的な3~5人家族向きの約30~35坪の住まいでつくる北玄関の間取り実例とおしゃれな設計のコツもご覧いただけますので、ぜひ快適な家づくりの参考にしてみてくださいね。
- 「北玄関」間取りのメリット・デメリットと解消方法を知ることができます。
- 間取り図を参考におすすめのレイアウトや暮らし方をご紹介します。
- 30~35坪で理想の「北玄関」間取りを叶えるコツと実例を見ることができます。
北玄関とは
北玄関とは、玄関が北東・北・北西を向く間取りのことを言います。
注文住宅を建築予定の土地に北道路がある場合、玄関からのアクセスや車の出し入れを考えて、北玄関+北側にガレージのある間取りをつくることが多いでしょう。
北道路でなくても、明るくあたたかい南側にLDKを配置するために北玄関を選ぶ事例も多くあります。
「北玄関」間取りメリット
まずは、北玄関の間取りをつくるメリット見ていきましょう。
明るいリビングが確保しやすい
玄関を北側にレイアウトすることで、南側に開放的なLDKをつくりやすいのが大きなメリットです。
北道路の土地で南リビングをつくる場合、プライバシー性の高いリビング続きの庭やバルコニーを設けることも可能ですし、明るくあたたかい光を取り込む憧れの大開口窓を採用する場合にもおすすめです。
プライベートガーデンがつくれる
前にも少し触れましたが、道路と反対側の場所に居間を中心とした間取りをつくることで、広々とした空間が確保しやすいのはもちろん、リビングから出入りのできるプライベートガーデンを叶えることができます。
道路からの視線が気にならないので、洗濯物を干したり、家族でBBQやアウトドアを楽しんだり自由に活用できるのが嬉しいポイントです。
道路側から屋内が見えにくい
北玄関の住まいの場合、南側にLDKや寝室をレイアウトして北側にトイレや洗面、浴室といった水回りを配置するケースが多いかと思います。
洗面室を中心としたこれらの空間には、大きな窓を設置する必要がないので、外観をあえてシンプルでモダンライクなデザインに仕上げるのもいいでしょう。
外観・外壁のこだわりを前面に押し出して屋内の様子をしっかりと遮断する、おしゃれでスマートな住まい設計です。
ガレージの暑さを緩和
雪が積もるような地域でない限り、冬の寒さを考慮しても北ガレージで困ることは多くはないでしょう。
一方で、南側にガレージをつくる場合、夏場の暑さや日光で車内の温度が上昇し過ぎてエアコンの効きが悪くなることもあります。
北玄関側のガレージであれば、南側の間取りや空間に直接影響することもなく効率的です。
「北玄関」間取りデメリットと解消方法
続いて、北玄関の間取りをつくるデメリットと対策方法をご紹介しましょう。
玄関の採光対策が大切
「南玄関」と比べるとどうしても日当たりの面で劣る北玄関ですが、玄関ホールの壁に小窓やスリット窓、吹き抜けを設けることで、採光を促すことができます。
玄関が暗いと、来客時の印象も良くないので照明を使って玄関フロアの明るさを補えるようにしておきましょう。
寒さ対策が必要
冬場に北風が吹き込むこともある北玄関では、南玄関のようなあたたかい光を取り込むことは難しく、玄関の寒さを解消するためのストーブや暖房器具が必要になる場合があります。
その場合、安全にストーブを設置できるスペースや床材選びが大切です。
風水の問題
風水的には、運気の入り口である玄関の方角を見るという理由から、一般的に南玄関は「陽」の気が、北玄関は「陰」の気が影響すると言われています。
しかし、北向きは「金運・信用・才能発揮」の方角でもあります。
陰の気が強まらないよう、明るくあたたかい玄関環境を整えることで改善できるでしょう。
「北玄関」のおすすめ間取り【平屋編】
北玄関の特徴が分かってきたところで、北玄関間取りの全体像を平屋の間取り図を例に見てみましょう。
南リビングが魅力的な間取り
奥行きの広い北玄関が印象的な間取りの住まい。
南側に広々としたリビングダイニングをレイアウトして、明るくあたたかい空間づくりを実現させました。
南向きの景色が見えるキッチンと西側&リビングのある南側からも光が入る玄関設計がこだわりポイントです。
南から出入り可能な間取り
広いポーチのある北玄関からは、ホール→キッチンを介して南側に通り抜けできる風通しのいい間取りです。
南側にプライベートガーデンをつくることで、リビング・ダイニング・キッチンのどこからでも出入り可能な自由な動線が叶います。
家事のしやすい間取りレイアウト
北玄関入ってすぐに洗面スペースや脱衣所のある衛生的な間取りです。
ダイニングキッチンから独立させた南リビングは、明るく開放的で特別感を満喫できる仕様になっています。
玄関近くに水回り動線を集約させて、くつろぎスペースである寝室やリビングをうまくゾーニングしたメリハリのある間取りが完成しました。
30~35坪で理想の「北玄関」間取りを実現
最後に、約30~35坪で叶える北玄関の間取りづくりのコツとおしゃれな実例をご紹介します。
ゆったりリビングの横長間取り
前面道路からは想像できない、中庭付きL字型間取りの平屋。
北玄関で南リビングを設ける場合、リビングダイニングがより開放的に見える横長LDKのレイアウトがおすすめです。
日当たりの良さを活かして、プライベートな中庭や便利なロフトをつくるのもいいでしょう。
プライバシー性の高い縦長間取り
北玄関に光を取り込むおしゃれなデザインの窓。
>施工事例:設計士が日の入りを計算。こだわりの明るくて心地のいい家
北道路で北玄関をつくる場合、屋内の様子が外から見えない縦長形状の間取りもいいでしょう。
朝日がよく入る気持ちのいい東向きにLDKや個室をレイアウトして、心と体の目覚めを促す快適な住まいを実現させました。
回遊性のある正方形間取り
シンプルなスタイルに仕上げた北玄関の外観。
>施工事例:景色を住まいに取り込み、暮らしを楽しむ。海と空の青に映える、真っ白でオシャレな住まい
玄関の方角だけでなく、立地環境や周辺の景色を活かす間取り設計も大切です。
こちらは南リビングの実例ですが、借景を取り込む二階リビングの間取りなら、プライバシーも保たれるので道路の向きを気にする必要もほぼありません。
リビング・ダイニング・キッチンがぐるりと回遊できる正方形の間取りで、どの空間にいても開放的な景色が楽しめるゆったりとしたデザインの住まいです。
まとめ│「北玄関」で憧れの暮らしを手に入れる
「北玄関」間取りのメリット・デメリット、その対策方法について解説してきました。
同じ北側の玄関でも、道路の位置や建物の大きさ・形状、平屋・二階建てなど条件が異なるとレイアウトの選択肢も幅広く変わってきます。
ぜひ、プロの設計士のアドバイスや提案も参考にして、理想の土地を活かせる間取りを検討してみてください。
完全自由設計の家づくり
不二建設の家づくりは、まずお客様ご家族との対話からはじまります。
ライフスタイルや理想の暮らし、将来設計など、じっくりと対話を重ねながら設計図面にご家族の想いを描いていきます。
出来合いのプランからは実現できない、固定概念のない自由な発想と工夫でオリジナリティ溢れる快適な住まいを創り上げるのが私たちの使命です。
「想いをカタチにする価値ある家づくり」を、ぜひ一緒に進めていきましょう。
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Showroom龍ケ崎ショールーム「マイホーム発見館」
Model Houseつくばモデルハウス
Model House守谷モデルハウス
つくば梅園営業所
所在地:茨城県つくば市梅園2丁目1−17
連絡先:029-879-8333
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