人気の提案6選│テレワーク・ライフスタイル・コストパフォーマンスの良い間取り
実例紹介:平屋暮らしを実現した1.5階建ての暮らしを提案
間取りは年を追うごとに流行が移り変わります。
2024年は、コロナ感染症から普段の生活に落ち着きを取り戻して、街中でもマスクをする人が少なくなってきました。それに伴う生活様式のなかで一体どんな間取りが流行するのでしょうか。
手洗いなどの消毒、家飲みなど、コロナ時に定着した意識は継続しつつも「テレワーク」「多様なライフスタイル」そして「コスパの良い間取り」が重要なキーワードとなっています。
エネルギー高騰・円安が叫ばれる2024年の今だからこそ人気が高まっている間取りをいくつかご紹介させていただきます。
人気の間取り(1)テレワークに対応した間取り
パソコンを介して、顧客や社内の人と会話する「テレワーク」に対応した間取りが人気です。
テレワークを行うためには、パソコンを使用するための電源やネット環境、さらにテレビ電話中も家族の声が入らないようにするための集中できる空間づくりが必要です。
「書斎」のある間取り
テレワークに対応する間取りの代表は「書斎」です。
隔絶された空間なら、家族がテレビ電話に映る心配もありませんし、建具があれば音を気にする必要もありません。
注意するべきは環境を整える意識です。
電源やネット環境の構築はもちろん、暑さ寒さへの対策も考えましょう。
一般的に書斎は小さめに作られますが、そのひと部屋のためにエアコンを設置するのは効率的ではありません。
しかし、暑い時期にエアコンなしでパソコンの熱気を受ける小部屋に長時間こもるのは熱中症などのリスクが高いです。
十分な通風をとるのか、スポットクーラーなどを用いるのか、シミュレーションが必要です。
「スタディコーナー」のある間取り
書斎の弱点を補うアイデアは「スタディコーナー」です。
書斎をご主人ひとり用の部屋と捉えず、家族全員で使用できるスペースとして確保します。
比較的広い空間になり、仕事のほかにも勉強や手仕事など、多目的に使用できる空間になります。
使用頻度も高くなるので、エアコンを設置する費用対効果も高くなるでしょう。
人気の間取り(2)玄関周りの機能的な間取り
帰宅後すぐに手洗いができたり、玄関先に大きな土間収納スペースがある間取りも人気です。
「帰宅したらすぐ手を洗える」間取り
実例紹介:おうち時間を家族で楽しむ家
「玄関先に手洗いを設置」すれば、帰宅してすぐに手を洗えます。
室内に入り、ドアノブや引き戸の取っ手に手をかけることなく、すぐに洗浄できるのできれい好きな人ほど嬉しい設備です。
毎日使用することになるので、小さいと水はねが気になってしまいます。
床を汚さずに手がと洗えるよう、最小限のボウルよりは少し大きめを選択するとよいでしょう。
大きめの手洗いがデザイン設計上受け付けられない場合は、シューズクローゼット内に設置するとすっきりします。
玄関先の便利な間取り
2024年には、アウトドアレジャーの人気を反映した「土間収納・水道設備の設置」が人気です。
生活してみると、玄関先で水を使いたい場面は意外と多いもの。
とくにアウトドア用品は住宅内ではなく、外できれいにしたいですね。
玄関に配置しなくても、玄関と洗面所を近づけるように意識してもよいでしょう。
シューズクローゼットに配置する場合は、スロップシンクほどの大きさにすると、靴の洗浄までできてしまうので、一気に利便性が上がります。
またアウトドア用品をまとめて収納できる、広い土間収納も好まれるように。
靴をはいたままスムーズに準備や片付けが行えます。
関連記事:玄関入ってすぐにミニ手洗いがある間取り【実例】|おしゃれでコンパクトな手洗い場は後付けか新築かどっちがいい?
人気の間取り(3)天候に左右されない間取り
環境の急激な変化は、私たちの生活にも深刻な影響を与えています。
そのなかの1つ、ゲリラ豪雨は共働き世帯が多い現在において頭を悩ませる厄介なもの。
「天気が良く外干ししていたら、ゲリラ豪雨で洗濯し直す羽目になった」という経験をお持ちの方も少なくないでしょう。
どんな天候でも安心して洗濯物を干せる「ランドリールーム」を採用する住宅が増えています。
快適な室内干しでストレスフリーな間取り
設計当初にまず考えたいのは「洗濯物を干す場所」です。
外干しであればバルコニーやお庭が必須となりますが、室内であればランドリールームの設置がおすすめ。
天候に左右されず年中快適に干せる環境を設けることは、日常生活においても大きなストレスを取り除けるでしょう。
設置場所は「ランドリールーム+脱衣所」「ランドリールーム+ウォークインクローゼット」が家事動線に最適です。
1つのスペースで洗濯・干す・アイロンがけが叶い、家事の時短にもつながります。24時間換気システムを導入している住宅は、ランドリールームが調湿され、洗濯物が生乾きになることはほとんどなく、雑菌の繁殖が抑えられるのでにおいも気になりません。
人気の間取り(4)お家時間を楽しめる間取り
アフターコロナの現代でも、お家で快適に、楽しく過ごす間取りは好まれています。
特に夏は、熱中症予防のため外出を控えたほうが賢明な日もあるでしょう。
子供のいる家庭では、運動不足が問題視されることもあるので、自宅で運動を含めた娯楽体験ができるようにするアイデアも人気です。
自宅で運動できる家づくり
実例紹介:ずっと家にいたくなるほど快適 愛車を眺めるゆとりある空間
「自宅で運動」できれば、家族と時間を共有しながら運動不足の解消を図れます。
本格的な趣味も兼ねる場合は、ボルダリングウォールを設置するアイデアも。
そこまでしなくても、ランニングマシンを置くためのスペースを確保したり、天井からロープを垂らしたり、気軽に運動するための様々なアイデアが考えつきます。
人の体重を天井や壁で支えるためにはしっかりした下地が必要なので、運動できる家づくりを目指す場合は設計の早い段階で伝えておくことが大事です。
自宅でお酒を楽しむ家づくり
お酒を飲むのが好きな人は、夜の街に繰り出すのが難しい今、「自宅でお酒を飲む時間を豊かにする工夫」もおすすめです。
キッチンの近くにこもるようなスペースを作り、居酒屋間隔で楽しんだり、屋上空間を作って、夜空を見ながらお酒を飲むのもよいでしょう。
人気の間取り(5)家族間のプライバシーが図れる間取り
コロナの渦は家庭内にいる時間が長く、「家族間のプライバシー」が重要視されました。
その傾向は現在も続き、「自分の時間」を家のなかで過ごせる空間が求められています。
吹き抜けやリビング階段など、家族の息づかいがわかる家づくりも大事ですが、ひとりになりたいときもあるものです。
先述した書斎やお酒を飲むためのこもり空間。
様々な居場所をつくることで、個々人が過ごしやすい家になるでしょう。
開いたり閉じたりできる家も
実例紹介:WOOD×CUBE
一方で、プライバシーを重視しすぎて小さな部屋で区切られた家になると、採光や通風面でも支障がでます。
さらに、部屋を広くしたいと思っても、家の重量を支える「構造壁」や「柱・梁」は簡単に動かせず、細かく区切ると将来の間取りの自由度を減らしてしまう恐れも。
逆に広めの一室空間にしておいて「必要に応じて区切る」方が自由に部屋を使えるので、部屋の予定が立たない場合は広めの空間をつくることをおすすめします。
子どもの成長や独立などライフイベントの変化を意識して、対応できる間取りを考えましょう。
人気の間取り(6)コストパフォーマンスに優れた間取り
「コストパフォーマンスに優れた間取り」も求められています。
世界的な情勢悪化やエネルギー高騰だけでなく、過去稀に見る円安により、建築資材の価格も上昇しています。
将来への不安に備えて現金を手元に残し、住宅ローンとして借りる金額は低くしたいもの。
さらに初期コストを抑えつつ、長期的な視点で家計の負担を軽減できる住宅設計が2024年では注目を集めています。
小さくても質の高い家
費用対効果が高い家づくりをしたい人は、「等身大の見学会」に参加して家づくりへの想いを膨らませるとよいでしょう。
大手ハウスメーカーのモデルハウスは、家へのあこがれを抱くよう、高級な仕様・設備・広さで作られています。
より現実的な家づくりのイメージを持ちたい人は、完成見学会など、実際に施主が建てた家をたくさん見学してのイメージづくりがおすすめです。
光熱費削減のための省エネ設計
長期的な運用コストに配慮した家づくりも、エネルギー高騰が叫ばれる現代では大切な要素です。
高断熱・高気密の建築技術を取り入れた冷暖房の効率化や、エネルギー消費の削減。
また太陽光発電設置による自家発電システムは、電気代の大幅な節約を実現します。
住宅全体の省エネ設計は初期コストが高くなりますが、長期的には大きなメリットをもたらします。また環境にも配慮されており、タイミングによっては各種補助金や税制優遇措置も受けられるので、検討する価値は十分にあるといえるでしょう。
まとめ│人気の間取りからエッセンスを抽出しよう
2024年も人気が続くと予想される間取りを、実例とともに紹介しました。
人気の間取りは現代の生活様式を反映したもので、住みやすさがアップするエッセンスが詰まっています。
最新の間取りを研究して、理想の家づくりに活かしてくださいね。
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所在地:茨城県つくば市梅園2丁目1−17
連絡先:029-879-8333
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