新築2階リビングのメリット・デメリットと対策｜リゾートライクなLDK間取りがおしゃれな注文住宅実例
都会や住宅密集地で人気の「2階リビング」のある家。
2階リビングは、ご家族が集まるLDKを中心とした間取りを2階に設計するアイデアで、平屋や1階フロアからでは難しい、贅沢な眺望や安心のプライバシーが手に入る住まいです。
一方で、2階リビングにした場合の「生活動線はどうなるの？」「家事負担が増えない？」といった不安の声もあるのではないでしょうか。
今回はそんな、2階リビングのメリットやデメリット、その対策方法を解説していきます。
明るくて気持ちのいい2階リビングの実例や1階・2階の間取りポイントもご紹介していますので、ぜひ、ご家族の自由で快適な暮らしをデザインする新築注文住宅づくりの参考にしてみてくださいね。
- 2階リビングの特徴とおしゃれな施工実例を見ることができます。
- 贅沢なLDKが叶う2階リビングのメリットを知ることができます。
- 2階リビング間取りのデメリットと対策プランをチェックすることができます。
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１．2階リビングとは？眺望が変われば暮らしも変わる
住宅密集地や狭小地で、良好な日当たりや風通しを得るために2階リビングが推奨される場合があります。また、近年では、こういった土地環境を理由としたケースにとどまらず、ビルトインガレージや3階建て設計、広い中庭のある家、日常的に自然の景色を楽しみたいご家庭などから一目置かれる間取りとして注目を集めています。
特に、おうち時間の充実度を高めたいこれからの暮らしにおいて、ご家族のプライバシーをしっかりと守りながら、贅沢な眺望を間取りに取り込む特別感や開放感は、新築注文住宅でぜひ実現させたいポイントの1つではないでしょうか。
同じ土地なのに、日々の景色や暮らしが変わる、2階リビングのおしゃれで快適な間取りデザインを覗いてみましょう。
ご家族が集う憩いのリビングはおしゃれに快適に仕上げたいですよね。
居心地がよくて生活動線もいいリビング間取りをお探しなら、こちらのコラムを参考にしてみてください。↓
【関連コラム】：真似したいリビングレイアウト実例【茨城】｜縦長と横長リビング～おしゃれで家事動線が便利な間取りはどっち？
２．【実例】戸建て住宅の概念が変わる2階リビングの快適な間取り
住まいの中で1番広く、十分な採光と通風が求められるリビング・ダイニング・キッチンといったご家族が集まる中心エリアには、南向きの景観や心地よく開けた視界の確保が大切です。
例えば「近くに高い建物が多い」「前面道路の交通や人通りが気になる」場合に、2階リビング設計が有効であるように、ある程度近隣環境に条件のある土地であっても2階に生活中心エリアを設定することで、明るく風通しのいい開放的な間取りづくりが可能になるのです。
それではさっそく、おしゃれな2階リビング間取りの実例を見ていきましょう。
①開放的で明るいリゾートホテルのような特別感
リビング・ダイニング窓からの景色が絵画のような、おしゃれで透過性のある2階リビング空間の実例です。
2階フロアだから得られる、屋根の形を活かした勾配天井が開放的でリゾートライクな空間を演出しています。
②勾配天井で暑さ対策もバッチリな間取り
平屋のようなリビング勾配天井や吹き抜け、ロフトなど、2階フロアにLDKを配置することで、希望の土地や部屋数を変えずに「縦の空間」を活かした自由な設計が可能になります。
また、後で紹介する2階リビングの暑さ問題も「勾配天井×シーリングファン」で解消できる住まいの実例です。
③住宅密集地でも安心のプライベートなリビングテラス
2階リビングをつくるなら、リビング続きのプライベートテラスをつくるのもおすすめです。
陽当たりも風通しもバツグンの間取りで、家庭菜園やアウトドアを楽しむのもいいでしょう。
近隣に高い建物が多く2階でも外からの視線や景観が気になる場合は「2階リビング×プライベートテラス」を持つことで、使い勝手のいい空間＋目隠し効果を得ることができます。
限られた空間で満足のいく部屋数や広さを確保するには間取りのレイアウトが重要になります。
広々としたLDKをつくるコツをご紹介していますので、こちらのコラムもぜひ参考にしてみてください。↓
【関連コラム】：広いLDKに仕上げる20～25畳の間取りレイアウト｜あえて小上がりや和室を取らず開放的な空間に仕上げるデザイン
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３．2階リビングのメリット
2階リビングの実例で、2階フロアからの眺望や空間イメージを掴んでいただいたところで、まずは2階リビングの魅力ポイントを見ていきましょう。
①リビングからの眺望が贅沢
2階リビングは、1階フロアよりも高い位置にある分、視界の開けた良好な眺望が得やすくなります。
1階リビングで窓を開けた時に通りの人と目が合う、通行人の家の中への視線が気になるといったプライバシーに関する心配も、2階リビングなら安心して開放的に暮らすことができそうです。
②採光・通風が効率的
近隣住宅や周辺環境によって1階リビングへの採光や通風が不十分な場合、2階にリビングを中心とした間取りを配置することで、大きく室内環境が改善する可能性があります。
2階からの気持ちのいい光や風はもちろん、1階からでは味わえない景色など、贅沢な満足感やプライベートな特別感がうれしいポイントです。
③耐震・耐久性にも効果的な構造
2階リビング間取りを採用する場合、一般的な住まいで2階に配置される寝室や子供部屋、書斎などの壁が多い個室が1階フロアに集まり、壁や仕切りの少ないLDK空間が2階フロアに設計されるため、住まいの構造が安定しやすく、結果として耐震性も高まる傾向があります。
2階リビングは、建物の強度を内側から高めるのにも効果的な間取りなのです。
④感染対策・衛生管理にも役立つ間取り
1階で帰宅後すぐに手を洗い、外からの汚れを家族が集まるLDKに持ち込まないスタイルの確立にも役立つ間取りです。
洗面・浴室といった水回りを1階に集約することで、広々とした2階LDK確保につながるのはもちろん、習い事や部活で汚れた手や体を洗って着替えてから、2階リビングに入るという衛生動線、花粉症や感染症対策の確立にも便利です。
開放的なオープン階段のある1階リビングデザインも人気の間取りです。ぜひこちらのコラムも参考にしてみてくださいね。↓
【関連コラム】：吹き抜け階段のあるリビングや玄関がおしゃれな理由【実例】｜吹き抜け間取りのメリット・デメリット
４．2階リビングのデメリットと対策アイデア
ここで、2階リビングをつくる上での注意ポイントもしっかりとチェックしておきましょう。
適切な対策を行うことで、より快適な2階リビングのある住まいを完成させることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
①階段の上り下り負担
新築時はまだご家族が若いので、心配ないかもしれませんが、高齢になってからも上下階の移動が日常的にあるのは大変です。
【対策】
老後にリフォームをしやすい間取り設計や設備の配置を考えておくことが大切です。
コストはかかりますが、ホームエレベーターの設置を検討しておくのもよいでしょう。
現在のライフスタイルに合う間取りに加え、将来の暮らしに快適な間取りも視野に入れて、例えば、収納スペースをエレベーターの配置場所にするなど、最小限のリフォームで済む間取りを考えてみましょう。
②水回りの配管費用が心配
キッチンや洗面、浴室、トイレといった水回りの間取りが上下階で分かれるので、給排水の配管設置費用が割高になるのが心配ですよね。
【対策】
水回りが上下階で分かれても、真上・真下のように配管が近い間取りの場合には、必ずしも設置費用が割高になるとは限りません。快適な家事動線を考えると同時に効率的な配管設計の提案ができる経験豊富な設計士に相談して検討するのがおすすめです。
③夏の暑さ対策
屋根からの熱が伝わりやすい2階空間の特徴として、夏場の暑さや冷房効率の低下が心配です。
【対策】
夏の真上からの日差しと直射日光が入りやすい2階リビングには、南側に庇(ひさし)を設けるのが有効的です。また、眩しい西日を窓まわりで対策できるブラインドやロールカーテンといった日よけアイテムの活用が大切です。
2階リビングを採用する場合、リビングの西側は大きな窓の配置を避ける他、断熱性の高い屋根や窓ガラスを導入するのもおすすめです。
④親子の距離感が心配？
2階をご家族の共有エリアとして、1階にプライベートな子ども部屋や寝室、趣味室をつくる場合、家族との距離が上下階で分かれて、コミュニケーションが取りづらくなるのが心配です。
また、帰宅してきたご家族の気配が感じられないのも気になりますよね。
【対策】
玄関を吹き抜けにしてご家族の帰宅が分かるようにする方法や2階にお子様のスタディーコーナーやご家族のちょっとしたワークスペースを設けるなど、コミュニケーションの取りやすい動線・仕組みづくりがポイントです。
ご家族で過ごしたいシーンと自分時間を大切にしたいシーンをご家族みんなで見直して、間取りづくりに反映させることが大切です。
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５．まとめ～注文住宅で2階リビングの便利でおしゃれな間取りを実現
2階リビングは、1階リビングの採光・通風やプライバシーに関するデメリットを解消して、暮らしの自由度や快適性を高める効率的な間取りです。
2階リビングの注意ポイントとその対策を踏まえた上で、ご家族のライフスタイルに合った心地いい間取りをシュミレーションしてみてくださいね。
ぜひ、自由設計の注文住宅でこだわりの暮らしが実現する住まいを完成させてください。
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つくば梅園営業所
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