愛犬と快適に暮らす家づくり│ポイントやアイデアまとめ

パートナーともいえる愛犬と毎日を楽しく快適に過ごすには、さまざまな工夫が欠かせません。
今回は、愛犬とのびのび過ごせる住宅のポイントを解説します。愛犬と過ごす毎日を、より豊かなものにする理想の家づくりの参考にしてください。

犬の特性・習性を理解しよう


愛犬と暮らすなかで見えてくる「犬の特性と習性」。それぞれ性格や個性があるなか、改めてどのような特性や習性があるかをチェックし、愛犬に合った住環境を整えましょう。

犬が心地よいと感じること

犬は運動や遊び、散歩など身体を動かすことが好きな動物。身体を動かすことで、肥満防止やストレス発散につながります。

また、犬は集団行動をする社会的な動物であり、家族とのコミュニケーションも重要です。飼い主とのふれあいをなにより喜び、その時間を大切に感じています。

暗く、狭いところが落ち着くところも犬の習性のひとつ。巣穴で暮らしていた、先祖である狼の名残といわれています。

犬が苦手と感じること

犬が苦手と感じることは、大きな音や突然の騒音。これは犬だけでなくほとんどの動物に共通すること。とくに聴力が人間の4倍といわれる犬にとって、大きな音や突然の騒音は過度なストレスの原因になる恐れがあります。

もうひとつ苦手なことは、暑さや急激な温度変化です。犬は体温調節が苦手な動物でもあるため、暑さ対策は必須といえるでしょう。

愛犬と快適に過ごせる住宅ポイント


犬の心地よいことや苦手なことを踏まえ、愛犬と毎日を快適に過ごせる住宅のポイントをご紹介します。

犬の居場所をつくる

何より大切なのは、愛犬が安心して過ごせる居場所づくり。クレートや小さなスペースを用意し、リビングなど家族が集う場所にもベッドやマットを置きましょう。犬は家族の一員として、飼い主と一緒の時間を心から楽しみます。

ただし、居場所は窓やドアから離れた場所に設けるようにしてください。外の音や動きなど、刺激になり得るものから距離を置くことで、愛犬がリラックスして過ごせる空間となります。

犬と一緒に遊べるスペースをつくる

家族と一緒に遊ぶことが好きな愛犬とのコミュニケーションスペースをつくり、その絆を深めることも大切なポイントです。リビングの一角を活用したり、お庭にドッグランのような芝生スペースを設けたりするなど、思い切り遊べる場所をつくりましょう。

とくにドッグランは、散歩が苦手な犬やシニア犬がマイペースで過ごせ、ストレス・運動不足解消にもつながります。

犬に負担をかけない床材・階段の工夫

犬との生活に配慮した床材・階段の選択も、愛犬との快適な暮らしには欠かせません。すべりやすい床材は足腰に負担をかけるため、滑りにくい素材を採用したり、カーペットやラグを敷いたりして対策を講じましょう。

急な傾斜の階段も犬にとっては大きな負担に。将来的に椎間板ヘルニアになる危険性もあります。普段から階段を使わせないことが一番の対策となりますが、緩やかな傾斜角の階段や犬用スロープを設置する方法があります。

愛犬と快適に暮らすための住宅設備アイデア


愛犬と毎日をストレスフリーに暮らすため、住宅設備にも注目してみましょう。

室内環境のアイデア

愛犬との暮らしには、掃除のしやすさやにおい対策も重要なポイント。気になるにおいには換気システムの導入が効果的です。においが床や壁に染み込む前に換気され、ペット特有のにおい軽減に役立ちます。

また抜け毛やよだれ、粗相などへの対策は、あらかじめ汚れに強く、お手入れしやすい床材や壁材を選んでおくと、毎日の掃除も手軽に行えます。

▼愛犬との暮らしにフォーカスしたおすすめの床材

ワンラブフロア
大建工業の「ワンラブフロア」は一般的な床材よりも滑りにくく、愛犬の足腰に配慮された汚れに強い点が特長です。ワックスが必要のない素材で、耐久性も高く手軽なお手入れでクリーンな床を維持できます。
サンゲツの「フロアタイル」は、PVC素材により耐久性と防汚に優れた床材。150柄434点の豊富な色柄がそろい、床材もインテリアの一部としてとらえられます。

参照リンク:朝日ウッドテック Live Natural For Dog

参照リンク:大建工業 ワンラブフロア

フロアタイル
サンゲツの「フロアタイル」は、PVC素材により耐久性と防汚に優れた床材。150柄434点の豊富な色柄がそろい、床材もインテリアの一部としてとらえられます。フロアタイルとは、PVC(ポリ塩化ビニル)素材でできた、タイル状の床材のことです。使われている素材の名前をとって、「塩ビタイル」と呼ばれることもあります。フロアタイルの表面には、素材感をリアルに表現した凹凸加工(エンボス加工)が施されており、豊富な色柄から選べるのも人気の理由です。

参照リンク:サンゲツ フロアタイル

 

ペット用品の収納アイデア

ペット用品の収納場所は玄関がおすすめです。大きな収納スペースをつくり、散歩グッズやおもちゃをひとまとめにしましょう。

フードは劣化や虫対策のため湿気の少ない場所に保管し、食事スペースの近くに置くのが理想的です。

 

グルーミングスペースのアイデア

散歩やドッグラン帰りの愛犬を玄関先で洗える「グルーミングスペース」があると、足を汚さずに室内に入れるので、飼い主の負担も軽減できるでしょう。冬でも使いやすいよう温水に対応した混合水栓や、汚れ落ちがアップするシャワーヘッドを取り付けるとより快適になります。

▼グルーミングスペースにおすすめの水栓

ペット用水栓柱
すっきりとしたデザインで、水とお湯の切り替えが可能なLIXILのペット用水栓柱。ペット専用に作られたこだわりのハンドシャワーを採用し、水の飛び散りを最小限におさえながらしっかりと洗い流せます。

参照リンク:LIXIL ペット用水栓

まとめ


愛犬と快適に暮らす家づくりには、犬の特性や習性への理解がなにより大切です。居場所づくり、適切な床材選び、収納の工夫など、さまざまな角度からアプローチして心地よい住まいを実現しましょう。

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監修者情報

吉田基生

吉田基生二級建築士 宅地建物取引士 測量士捕

卒業後に某ハウスメーカーに入社。住宅営業、住宅FC部門のOFCを経験する。1999年に地元の不二建設に入社。営業、設計担当としてお客様の家づくりに携わる一方、企画住宅の開発やホームページの管理運営、宣伝広告などの業務を行う企画開発部の部門をつとめる。