2023.3.20 / 最終更新日 : 2023.5.7 fuji-solar デザイン住宅

平屋30坪でおすすめの横長間取り｜新築実例とメリット・デメリット

シンプルな建物構造ですっきりとしたデザインが魅力の平屋建て。

坪数が大きくなると、コの字やロの字、L字型などさまざまな形状で間取りを楽しむ、ちょっと贅沢な注文住宅も注目されています。

今回は、約30～40坪の平屋で東西・南北に伸びる「横長(縦長)」の間取りをつくるメリット・デメリットとその対策アイデアをご紹介します。

「横長」間取りの特徴や動線が分かる新築平屋実例や快適な「横長」間取りづくりのポイントもご覧いただけますので、ぜひ家づくりの参考にしてみてくださいね。

コラムのポイント

平屋30坪の広さや間取りの特徴を知ることができます。
30坪平屋で横長間取りをつくるメリット・デメリットと対策をチェックしてみましょう。
新築30坪平屋の建築実例と横長間取りのポイントを解説します。

土地の広さを活かした平屋横長間取り

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まずは、約30坪「平屋」の特徴とその特徴を活かした「横長」間取りについて解説しましょう。

平屋30坪の特徴

一般的に、延べ床面積約30坪(約100㎡)の平屋は、3～4人家族向けの住宅で3～4LDKの間取りが目安です。

バリアフリー設計はもちろん、中庭の併設やテラスの設置などでフラットかつ自由で解放的な暮らしが実現できる住まいです。

構造がシンプルで開放的な分、断熱性能の確認や間取りによっては、日当たりや風通しに配慮した設計が重要になります。

平屋30坪でおすすめの横長間取り

細長い土地や広い土地で、便利な直線移動が叶う間取りの「横長」平屋。

例えば、東西に長い横長の平屋なら、南からの自然光の恩恵を住まい全体で受けることができ、平屋のデメリットにも挙げられる採光の問題を解消するのにも有利です。

また、2～4LDKの自由な間取りがつくりやすいので、将来の間取り変更時にも柔軟に対応できる住まいとなります。

30坪平屋の建築費用相場

平屋を30坪で建築する場合の費用は、木造住宅で坪単価約60～70万円の約1,800～2,100万円になるのが相場です。

また、この建築本体価格に加え付帯工事費や別途工事費、その他諸費用が約700～900万円必要(土地代を除く)になります。

ハウスメーカーや工務店、設計事務所などによって、建築コストや内訳が違ってくるので、納得のいく予算で満足のできる質を備えた注文住宅を建てるには、複数社の見積もりをよく比較して検討することが大切です。

横長間取りのメリット

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平屋の特徴を押さえたところで、横長(縦長)の平屋をつくるメリットをご紹介します。

スムーズな直線動線が叶う

フラットなつながりが魅力の平屋で、横長あるいは縦長の間取りをつくるメリットの1つに、左右一直線のシンプルな生活・家事動線が叶うというのが挙げられます。

東西に長い平屋の場合、北側に家事中心の水回り・南側に家族が集まるLDKを配置するのがおすすめで、細長い間取りを活かした「浴室・洗面脱衣所⇔ランドリールーム⇔ファミリークローゼット」など、家事楽・時短に効果的なレイアウトにするのもいいでしょう。

また、快適な直線動線を活かして、部屋を引き戸で仕切り、将来車イスでも移動しやすい通路幅を確保しておけば、バリアフリーにも配慮した住まいが完成します。

プライバシーを確保しやすい

横長平屋の中央に玄関を配置して、左右に個室を分散させれば、玄関やリビングからの距離感もちょうどいい、プライバシーの保てる部屋をつくることができます。

例えば、二世帯住宅で約50～60坪の平屋を建てる場合にも、このような玄関を中心とした間取り配置がおすすめです。

南側が大きな道路に面しているなど、南北で「LDK」と「水回り」を分けるのが困難な場合は、玄関を中心に左右で「LDK・水回り」と「寝室・子供部屋」といった具合に、共有空間とプライバシー空間に分ける方法もあります。

横の広がりが開放的

特に「北側に家事中心の水回り・南側に家族が集まるLDKを配置」した場合、横の広がりが感じられる開放的な景色を取り込みやすくなります。

南側の景色がいい敷地なら、リビングに大開口窓を設けて借景を楽しむのもいいでしょう。

また、LDK側に庭やテラスを設置して、外と内のつながりや床面積・空間の視覚的な広がりを演出するのもおすすめです。

横長間取りのデメリットと対策

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次に、横長(縦長)の平屋でできる間取りのデメリットと解決策も押さえておきましょう。

採光不足に注意

土地の向きや立地環境によっては十分な採光が得られない場合もあります。

平屋の勾配天井を活かした高窓(ハイサイドライト)や天窓を取り入れて、屋内の明るさを確保するといいでしょう。

平屋の場合は、屋根裏を造らず「吹き抜け」設計にした方が空間の広さをより感じやすくなります。

生活動線が不便になるケースも

敷地面積が細長過ぎる横長平屋では、動線に十分な通路幅が確保できなかったり、端から端までの移動が長くなったりする場合があります。

玄関や廊下をできるだけ家の中心に配置して、それぞれの部屋・空間への移動がしやすい間取りづくりに配慮するのがポイントです。

家具のレイアウトが難しい

横長間取りの場合、LDK空間も細長い形状になるケースが多くあります。

そのため、大型家具であるリビングソファやダイニングテーブルなどの配置に工夫が必要です。

生活・家事動線に支障が出ないよう家具の高さやサイズ選びにも注意してみましょう。

新築30坪の横長平屋の建築実例

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最後に、約30坪の平屋でつくる横長間取りの建築実例をご紹介しましょう。

南玄関の横長間取り

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東西に長く伸びる南玄関の明るい平屋建ての実例です。

玄関と同じ南側にLDKを設けた、日当たりも風通しも良好な住まいなので、洗濯家事に役立つランドリールームやサンルームを併設するのもいいでしょう。

その場合、和モダンな平屋に似合う「格子」を使った目隠しの導入がおしゃれです。

北玄関の横長間取り

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北玄関で南側にLDK間取りをつくる場合、北は水回りなどを配置することが多いため、屋根や外壁、窓のバランスを見ながら外観を仕上げます。

北道路に配置する場合、玄関と道路の距離が近いことが多いため、玄関が覗かれないためスリットを入れることもおすすめです。

まとめ│快適な暮らしをつくるオリジナル平屋

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今回は、平屋約30坪でつくる横長間取りの特徴やメリット・デメリット、解決策について解説してきました。

間取りの長さやレイアウトによって、同じ30坪の広さでもさまざまな暮らしが実現します。

今回ご紹介した、動線設計のポイントや将来の生活などを参考にしながら、失敗のない間取りづくりを進めていきましょう。

土地の向きや周辺環境といった条件も考慮して、ぜひ快適でオリジナリティ溢れるライフスタイルを確立してくださいね。

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私たちの家づくりは、お客様との対話することからはじまります。
家族のこと、住まい方のことなど、対話を重ねながら設計図面にお客様の想いを描いていきます。
出来合いのプラン集からは生まれない、固定概念のない工夫やアイデアを盛り込んだお客様にとって特別な一邸を創り上げることが私たちの使命です。
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