外部のお手入れ方法
バルコニー・濡れ縁
日常のお手入れ
- 砂ボコリや落ち葉などがたまりやすいので、こまめにほうきなどで掃きましょう。床にたまった砂やホコリは、防水面にキズを付ける原因になります。
- 排水溝が詰まると水が流れず、溢れ出すおそれがあるので、ゴミは定期的に取り除きましょう。
- 部分的な汚れは、少量の水を使ってクレンザーでこすり、きれいに拭き取ります。
手すり・笠木
- ふだんから水拭きをして、きれいにしましょう。こびり付いてしまった汚れには、住居 用洗剤を使います。歯ブラシなどでこすり落として、水で洗い流し、水気をしっかり拭き取ります。汚れを拭き取った後、自動車用のワックスを塗ると汚れ防止になります。
濡れ縁
- ふだんからこまめに雑中がけをしましょう。
- オイルステイン仕上げは、木材の持ち味を活かす分、塗膜が薄く褪色しやすく、オイルペイントは剥がれや汚れが目立つようになります。手の届く場所は、1~2年周期で手入れをしてください。
補修方法
鉄部のサビ | サンドペーパーでこすり落とし、固まっているサビはワイヤーブラシなどでけずります。その後、サビ止め塗料で下塗りをします。完全に乾いてから仕上塗料を塗ります。全体がサビている場合は、当社にご相談ください。 |
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木部のキズ | 表面の汚れをよく落とし、パテでキズを埋めてから市販の塗料で塗装します。大きなキズは、当社にご相談ください。 |
アルミ部の腐食 | 目の細かいサンドペーパーで腐食部分を落とし、市販の透明ラッカースプレーを吹き付けます。大きな腐食は、当社にご相談ください。 |
コンクリートベランダのヒビ割れ | 床面に特殊塗料かベランダ用塗料を塗ります。大きな場合は、当社にご相談ください。 |
オイルステイン仕上げの褪色 | 表面の汚れをよく落とし、市販の塗料に記載された方法に従って塗装します。 |
木部床のそり、釘の浮き | 木材の乾燥、収縮で生じた釘の浮きは金づちで打ち込みます。ただし、床のそりが大きいとすき間から水分が入りこみ、腐る原因になるので、その場合は当社までご相談ください。 |
経年劣化
日射や風雨にさらされるので、歳月が経つにつれ、色あせや劣化が起こります。ただし、塗膜が残っていれば性能的に問題はありません。
チョーキング(白く粉が吹いたような状態)が目立つようになってきたら塗替えの時期です。
雨どい
日常のお手入れ
- ゴミや落ち葉が詰まっていたら、すみやかに取り除きます。年に2~3回定期的に掃除しましょう。
- 集水器のゴミや泥は取り除き、どいにこびり付いた泥を行ベラなどで落とし、小さなチリぼうきで掃き集めて捨てます。掃除が終わったら水で洗い流します。
- 接続部分のすき間、金具の緩み、外れ、割れがないか点検しましょう。
補修方法
とい受け金具の緩み |
<板張り壁など木部の場合>木工用パテを穴に詰め、金具を固定します。新しい金具に取り替える場合は穴を木工用パテなどで埋め、別の位置にキリで穴を開けて新しい金具を取り付けます。<モルタル壁の場合>下地木部に金具を固定し、表層のモルタルとの隙間をシーリング材で埋めます。 |
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ヒビ割れ・外れ | 軒どいの接合部をチェックし、緩んでいるときは外して汚れを落とし、市販の雨どい用接着剤を塗ってつなぎ直します。たてどいのヒビ割れ都分は、補修テープまたは防水テープを巻いて貼ります。ヒビ割れにすき間が目立つようなら、充填材を詰めてから防水テープを巻きます。 |
詰まり | 一方の端に、といの直径くらいの古布を長い針金に付け、といに通して上下にゆり動かしながら引き出します。(図1参照) |
給水設備
日常のご注意・点検
- キッチンやバスルーム、洗面所やトイレなどは、ときどき水漏れがないか点検しましょう。
- 大きな地震の直後は、水漏れがないか必ず点検しましょう。
- 冬季に水道の凍結のおそれがある場合、水を少量出しておくか、水抜きをします。特に就寝前や旅行などで家を空けるときは、忘れずに実行してください。
- 冬季に水道の凍結のおそれがある場合、露出した水道管の凍結防止には被覆用の発泡断熱材などを巻きましょう。
- 水道が凍ったときは、露出している管や水栓などにタオルをかけ、その上からゆっくりぬるま湯をかけます。熱湯をかけたり火を当てたりすると、水道管が破裂することがあるので気を付けてください。
- すべての水栓を締めても、水道メーターのパイロットが動いている場合は、どこかで水漏れを起こしている可能性があります。水漏れを発見した場合は止水栓を締め、当社へご連絡ください。
排水設備
日常のご注意・点検
- キッチンやバスルーム、洗面所などの排水管は2~3ヶ月に1回、市販の排水管用洗浄剤を流してきれいにしましょう。 ※細かいゴミや汚物をたまったままにすると、詰まりやすく悪臭の原因にもなります。
- ときどき排水口に水を流し込み、封水を確保しましょう。 ※水の排水量が少ないと封水が蒸発し、臭気を遮断できなくなります。
- ますとますを結ぶ排水管は、下水用の掃除道具を使ってゴミを取り除きましょう。
- 年に1〜2回は排水ますのフタを開けて掃除しましょう。 ※そのまま放置すると排水機能が低下し、大水などの時に水が溢れるおそれがあります。
- 排水ますのフタの上に、重いものを置いたり車で乗ると、フタが割れたりするので気を付けましょう。
- トイレやバスルームの掃除の際、塩酸などの劇薬や強力な洗浄剤などを使うと、浄化槽内の微生物が死滅してしまうので、絶対に使わないようにしてください。
- 浄化槽の上に物を置くと、通風を妨げ、浄化能力の低下や悪臭の原因となるので止めましょう。
- バッキ型浄化槽は、電源を切るとモーターが止まって機能を停止し、汚れが浄化されずに流出するので注意しましょう。