エコな暮らしを実現する!サスティナブル住宅に使える最新技術と素材【茨城】
地球環境に優しく、居住者に快適な住環境をもたらす「サスティナブル住宅」。
2016年12月に指針が決定されたSDGsをきっかけに、持続可能な住宅が注目を集めています。
今回はサスティナブル住宅の概要から、活用される最新技術・素材をご紹介します。
サスティナブル住宅とは?押さえるべき3つのポイント
サスティナブル住宅は、環境への配慮と居住者の快適性を両立させた住まいのことです。
省エネルギーで生活の質を向上させる設計から、エネルギー効率に優れ、長寿命という特徴があります。
このサスティナブル住宅の核となる3つのポイントを見ていきましょう。
サスティナブル建材の主役|木材
出典:森林×SDGs|林野庁
サスティナブル建材は、さまざまな特性があります。
・リサイクルが可能
・自然に還せる
・メンテナンスが簡単
・長寿命
上記のような特徴があり、サスティナブル住宅には欠かせない素材です。
木材は、環境負荷の低さとさまざまな設計に対応できる機能性から、サスティナブル建材の主役として広く活用されています。
木材利用のメリット | 詳細 |
CO2排出量の削減 | 加工過程でのCO2排出量が少なく、成長過程で大気中のCO2を吸収する |
森林のさまざまな機能を維持する | 適切な森林管理により、水源を守り、生物の多様性の保全などを維持する |
健康的な住環境の創出 | 木材は調湿性や断熱性に優れ、ストレス軽減効果も科学的に証明されている(※科学的データによる木材・木造建築物のQ&A|林野庁) |
最新の木材技術では、CLT(直交集成板)が注目されています。
CLTは、木材をクロスさせて何枚も接着した大判のパネルのこと。高い強度と断熱性を持ち、中高層建築にも利用できます。
しかし間取りの制限や普及率の低さより生じる高額なコストから、認知度は低い技術です。
今後、CLTの普及率が広がればコストも下がり、サスティナブル建材として多くの住宅に使用される可能性が高まるでしょう。
自然の力を活かす住宅設計|パッシブ設計
パッシブ設計は、機械的な設備に頼らず、自然の力を利用して快適な住環境を実現する手法です。主な特徴は以下をご覧ください。
特徴 | 詳細 |
高性能な断熱と気密性 | 熱の出入りを最小限に抑え、エネルギー消費量を低減する容 |
日射を遮断 | 季節に応じて日射を遮断し、夏は涼しく冬は暖かい室内環境をつくる |
自然の風を利用した換気 | 風の流れを考えた窓の大きさ・配置により、自然の力で室内空気を循環させる |
日射熱を利用した蓄熱 | 冬季の日射熱を効率的に取り込み、断熱材や蓄熱材で保存し、夜間に放熱する |
自然光の活用 | 優しい明るさの自然光を室内に取り込み、昼間の照明の使用を抑える |
パッシブ設計は、エネルギー消費を大幅に削減し、自然光や新鮮な空気による快適性の向上が図れます。
適切に設計されたパッシブハウスでは、従来の住宅と比べて暖房エネルギーを90%以上削減できるとされており、経済的にも環境的にも優しい設計手法といえるでしょう。
エネルギー自給自足を実現|ZEH(ネットゼロエネルギーハウス)
出典:ZEHの普及促進に向けた今後の検討の方向性について |エネルギー省庁
ZEHは、年間のエネルギー消費量を実質ゼロにする住宅です。ZEHの実現には次の3つの要素が鍵となります。
1.高気密高断熱
2.省エネ効果の高い設備
3.太陽光発電などの再生可能エネルギー
ZEHはサスティナブル住宅に欠かせない技術です。
普及状況をグラフから読みとると、大手ハウスメーカーでは2022年度のZEH化率が69%に達していますが、業界全体では34%にとどまっています。
ZEHの導入は初期コストや専門的な技術を要することから、工務店や施主にとってハードルが高い面があるといえるでしょう。
しかし長期的な光熱費削減や快適な住環境、環境への考慮を考えると、今後さらなる普及が期待されます。
2024年のZEH補助金は、一戸につき55万円の先着方式です。
追加設備によっては加算されるケースもあるため、初期コストでお悩みの場合は積極的に活用を検討することをおすすめします。
まとめ
サスティナブル住宅は、環境負荷を軽減し、居住者の快適性を両立させる次世代の住まいです。
木材などのサスティナブル建材の活用、自然の力を利用するパッシブ設計、そしてZEH技術の導入が重要な要素となります。
初期コストはかかりますが、猛暑の夏・寒冷の冬を問わず省エネで過ごせ、光熱費の大幅な削減が見込めます。
補助金制度も活用しながら、これからの時代に求められる住宅づくりを進めていきましょう。
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Model Houseつくばモデルハウス
Model House守谷モデルハウス
つくば梅園営業所
所在地:茨城県つくば市梅園2丁目1−17
連絡先:029-879-8333
定休日:水・木